オリラジの新ネタ「PERFECT HUMAN」とは?

・ネタとは呼べない本気のダンス&ミュージックパフォーマンス
・お笑いのネタ見せ番組で披露され、またたくまに話題に。
・「なにこれ!?」「クオリティが高すぎ!」と絶賛。
・『ミュージックステーション』への出演も決定!

まだご覧になっていない方は、一度ご覧になることをオススメします。

さて、この新ネタ、なぜこんなにバズったのか?
デジタルマーケティングやコンテンツ企画の視点から分析し、イケてるポイント5つを紹介していこうと思います。

【1】前提返しでソーシャルで「ツッコミ」を生む!

まず、「お笑いのネタ見せ番組」で「芸人」として「このパフォーマンス」を披露したということがポイントです。

今は『1億総ツッコミ時代』と呼ばれるほど、ソーシャルメディアを通じて、みんながなにかにつっこむという図式があります。彼らは、お笑いネタ番組でお笑い芸人が、お笑いネタでなくまさかの本気のミュージック&ダンスを披露するという前提返しをすることで、この「どうした?」「なんで?」という「ツッコミ」をうむことに成功しています

パフォーマンス自体にオチは入ってないが、みんなからのつっこみを生むという、大きな意味でのボケなのですね。この「ツッコミ」が大きなバズへの最初の原動力になっています。

出典:http://togetter.com/li/939006

【2】流行りモノに巧妙に乗っかる!

ご覧になった方は分かると思いますが、このパフォーマンス、既視感、既聴感、つまりどこかで見聞きした感じが満載です。
それは、間違いなく彼らが若者に人気でネットで話題になったコンテンツをかなり意識して作ってるからです。

曲の転調やダンスは、ランニングマンでブームを作り、若者に絶大な人気を誇る三代目J Soul Brothersを彷彿とさせますし、「I'm a perfect human」のくだりはまさに全世界でヒットした
カンナムスタイル」を想起させます。

また、真似したくなるかっこいいリズムネタという意味では、昨年のラッスンゴレライブームの流れも意識していると思います。(もちろん元祖はむしろオリラジですが。)

どうすればみんなの印象に残るのか、どうすれば真似したくなるのか、どうすれば「やってみた動画」やカラオケでもりあがってくれるか、計算されつくされたパロディともいえるのです。
もちろん「パクッてるやん!」のツッコミも込みの計算だと思います。

【3】ただし、きちんと自分たちの強みを最大限に生かす!

今回、絶賛され、話題になっている理由のひとつはクオリティの高さです。
パロディだろうと、芸人だろうと、いいものはいい。

彼らは自分たちの持ち味や強みが、リズム感や歌唱力、ダンス力にあることをきちんと分析・理解したうえで、このネタにいきついてるはずです。

しかも、流行りにのって、新しいことをやっているようにも見えますが、実は、ドヤ顔のあっちゃんを「すごい!かっこいい!天才!」と藤森さんが執拗にあがめる、というコンセプトは初期ブレイクネタの武勇伝からブレていないのです。

強みを生かした、一貫性のあるコミュニケーション。素晴らしいです。

【4】カテゴリを超えた、「コンテンツ合戦」を意識する!

出典:https://youtu.be/qE3uDuy-suY

そして、1~3が実現される上で重要だったであろうスタンスについて。

もはやネット上はコンテンツ戦国時代。
ユーザーが作るコンテンツ、企業がつくるコンテンツ、アーティストが作るコンテンツ、多種多様な人が発信するコンテンツが入り乱れています。みんながユーザーの時間を奪い合い、ジャンルを問わず「面白い!」「すごい!」ものだけが流行る世界です。

つまり「面白いこと」を提供しようとしたときに、敵はお笑い芸人だけでなく、コンテンツクリエイターすべてなのです。彼らはこのあたりの意識がはっきりしているのではないでしょうか?

なので、きっと、カンナムスタイルやランニングマンが流行し、みんなに真似されているのを見て、悔しがり、うまく乗ろうと思えたのでは?と予想します。

【5】マス⇒ソーシャル⇒マス⇒ソーシャルのグッドスパイラルにのる

最後に、バズが広がったスキームとコンバージョンの話。

最初のバズの着火点はTVのお笑い番組。
⇒そこで話題の火が付いたら、見れなかったひとたちは必ずYoutubeに探してきてくれる。
⇒再生回数が増えて、話題になると、「いま話題の~」とより視聴率の高い番組で紹介される。
⇒さらにソーシャル上でのバズの大きさが広がる

マスとソーシャルをまたいだ理想のグッドスパイラルを描きながら、話題が広がっていったことがわかります。
番組放映前に、きちんとYoutubeのオリラジ公式チャンネルで公式動画を用意しておく、そして、 そこでiTunesの宣伝もしておくという用意周到さからも、 彼らが計算してプランニングしていることが見てとれます。

まさにPERFECT!!

まとめ

企業がいま直面しているソーシャル時代にいかに若者対して話題をつくれるかという課題に、みごとに成功したオリラジ。

「あっちゃんかっこいーー!」と言ってる場合ではなく、それこそカテゴリを超えて、ライバルだと思い、彼らに学び、面白いコンテンツを作っていかないといけないのだと思います。

 

IMJはソーシャルメディア運用の経験を生かして、企業のコンテンツマーケティングやコンテンツ企画、キャンペーン企画を行っています。詳しくはこちら