Snapchatとは?

Snapchatとは、送信した画像や動画が自動で消えるSNSアプリ*で、アメリカの若者を中心に人気が広がり、全世界のデイリーアクティブユーザー数はTwitterを超えると言われています(Snapchat:1億5,000万人/日 Twitter:推定1億3,600万人/日)。

機能の中でも、「レンズ」と呼ばれる顔面認識フィルターが人気で、口から虹が出たり、犬になったり、おもしろいエフェクトを簡単に顔に施すことができます。日本でも、芸能人の投稿がメディアで紹介されるなど、若い世代でじわじわと人気を集めています

*現在では、残すことも可能

クイズ! Snapchatはどれでしょう?

さて、いきなりですがクイズです。
次の画像のうち、Snapchatはいくつ含まれているでしょう?

    

 

答えはゼロ!

じつは、これらは、Snapchatではなく、4つとも私たちに馴染みがあるSNSなのです。くわしく答え合わせをしていきます。

 

【A】Facebook 「Lifestage」

青いFacebookとは対象的にカラフルなこちらは、Facebookが新たにローンチした、21歳以下専用の動画プロフィールアプリ「Lifestage」**。プロフィールをテキストではなく、動画で撮影して共有するのが特色です。他にも、顔認識フィルターを提供する「MSQRD」の買収など、Snapchatを意識した動きにも注目です。

** iOSのみ。米国にてリリース

 

【B】Twitter 「ステッカー機能」「プロモステッカー」

こちらは、Twitterの「ステッカー機能」で、Twitter内で気軽にちょっとしたデコを追加することが可能になりました。また、Twitterならではの特色として、こちらのステッカーはハッシュタグ同様、同じステッカーを使用している投稿を検索することが可能です。

8月には、企業がプロモーションに活用できる「プロモステッカー」も登場し、今後の活用に注目です。日本でも11月に公開される映画「ファンタスティック・ビースト」のプロモーションで登場しました。

 

【C】Instagram 「ストーリーズ」機能

続いて、Instagramの「ストーリーズ」機能。これまで、Instagramと言えば、美しい画像を厳選して投稿する使われ方が大きな特徴でしたが、24時間で投稿が消える意外な新機能をリリース。「なんでもない日常の一瞬」を「気軽に」投稿できる機能がInstagramに果たして定着するのか注目です。

 

【D】LINE 「LIVEスタンプ」

そして、最後は、8月10日に一般ユーザーへライブ配信機能を開放したLINE LIVE

こちらでもやはり、顔認識機能のある「LIVEスタンプ」が導入されています。

なぜSnapchat的なものが増えているのか

これらの機能に共通して見られるのは、「投稿が消える」「簡単にデコれる」といった、ライトで気軽な機能です。なぜこのように、“Snapchat的なもの”が増えてきたのでしょうか?ミレニアル世代に受け入れられる3つのポイントをまとめました。

 

①てへぺろ的ドヤ感

これまでは「SNS用に盛る」といえば、ビーチに行ってリア充風に装ったり、目をより大きく補正したりするのが一般的でした。しかし、このような「装いポスト」は、真正面からドヤっているだけに、一歩間違うとイタイ人に…。

その点、犬フィルターなどは、てへぺろ的にドヤを緩和し、適度な「ごまかし」ツールとして便利で、かつ「見ている方もリアクションしやすい」という側面があるのではないでしょうか。自分を少し下げる、Instagramの言い訳ハッシュタグにも通ずる心理が見え隠れします。

 

②双子コーデ的同調感

また、友人と使用する場合は、おそろいのフィルターやデコで変身することで、双子コーデのような同調感があり、仲良し感をアピールするツールとしても秀逸です。また、「変顔」に代表されるSNSにありがちなノリが苦手な人も、フィルターがあれば無理せず「こんなこともしちゃうよ〜」といったノリを演出することが可能です。

 

③コト化するSNS

プリクラが友だちとワイワイ作るときが楽しいのと同じで、いろいろなフィルターやデコで友だちと盛り上がったり、画像をデコったり、「SNSに一緒に上げる」“コト”自体が重要視されているように見られます。つまり、SNSの機能が「記録ツール」としてより「その場を盛り上げるツール」として使用されているのです。大事なのは「一緒に楽しむ」ことであり、必ずしもそれは半永久的にタイムラインに残らなくてもいいのではないでしょうか。

まとめ

このように、“Snapchat的なもの”が支持される背景には、ミレニアル世代特有の「ノリ」と「一緒に楽しむ体験」がキーワードになっているように見受けられます。今後、ミレニアル世代に向けた施策を検討する際は、ノリよく一緒に楽しめる体験」を提供できるかが重要なポイントになりそうです。

最後になりましたが、Snapchatは、日本では画像加工アプリとして利用されている場合も多く、他の加工アプリの人気が永続的ではないように、今支持されている機能の人気が継続するかは未知数です。しかし、各SNSがSnapchat化している通り、「ノリ」と「体験」を中心にしたコミュニケーションの新潮流は無視できないものになっており、今後も各SNSの動向に注目です。