1.2018年らしいAIネタ

あの「シャープさん」がAI化!?

4月1日、突如フランツ・カフカ『変身』の文章を用いて、アカウントがAI化したことをツイート。

その後、投げかけられたユーザーからのコメントに対して超短時間でのリプライを繰り返し、話題となりました。
その日のうちに、シャープさんになり代わってハイレベルなリプライを繰り返していたのは、マイクロソフトの女子高生AI「りんな」だったことが判明!

「変身」と「返信」をかけたビッグスケールな嘘に、Twitterは大いに盛り上がりました。

キングジムの定番商品がまさかの…

続いてAIになったのは、キングジムの定番商品「テプラ」。

AppleのSiriの要領で話しかけると、自動的にラベルを印刷してくれる優れもの!
しかし、印刷されたのは「すみません。よく聞こえませんでした。」のラベル。

AIの技術が注目を集めていますが、テプラにはまだ早かったようです……。

AIネタの話題化は、先月公開された2018年エイプリルフールトレンド予測記事」の予想がズバリ的中!ぜひご覧ください。

2.こだわりの強いエイプリルフール

知る人ぞ知る有名物件「ホーンテッドマンション」が入居者を募集。

ディズニーが仕掛けた嘘は、東京ディズニーランドのアトラクション「ホーンテッドマンション」をシェアハウスになぞらえ、入居者を募集するというもの。

999人の幽霊たちが1000人目の幽霊を探しているという、実際のストーリーをうまく利用しています。
企画のために制作された動画は、「マンションポエム」なキャッチコピーがじわじわくる秀逸な仕上がりで、Twitterで120万回以上再生されています。

「本気すぎて笑ってしまった。さすがディズニー。」とユーザーからの反応も上々でした。

「星のカービィ」の脇役キャラが主人公に!?

今年25周年を迎える人気ゲームシリーズ「星のカービィ」が仕掛けたのは、脇役キャラクターとして知られる「ワドルディ」が主役の新作ゲームが発売されるというもの。

まるで実在するかのようにランディングページが作りこまれており、エイプリルフールへの本気度がうかがえますね。

ゲームのファンからは、「エイプリルフールと言わずに実際にあって欲しい」、「ワドかわいい!」など、ポジティブな反応がたくさん! エイプリルフールの嘘によって、ファンのブランドラブも深まっているようです。

「飲むフォトショップ」が発売!? 

画像編集ソフト「フォトショップ」を提供する、アドビ クリエイティブクラウドのアカウントは、「飲むフォトショップ」を発表。

飲むことで、一瞬にして理想の体型を手に入れることができる、世界初の「フォトショップロテイン」です。

真面目な製品紹介のような空気感と内容とのギャップで、思わず笑ってしまいます。アドビならではのクオリティの高い仕上がりでした。

3.ポケモンが企業コラボで大活躍!

プロジェクトイーブイが怒涛の企業コラボ!

ポケモン「イーブイ」を応援する期間限定のプロジェクト、「プロジェクトイーブイ」の公式アカウントは、6つの企業とのコラボを実現しました。

新日本プロレス、タカラトミー、リカちゃん、ブラックサンダー、すしざんまい、鉄拳と、有名企業やブランドがずらり!

複数の企業が一つのキャラクターとコラボするという、今までには見られないパターンの企画でした。イーブイのとてつもない可愛さがあってこそなしえる業なのかもしれません……。

「トランセンド」が「トランセル」に改名。

メモリー製品の「トランセンド」が急きょ社名を「トランセル」へと改名!

有名ポケモンと大胆にコラボした、インパクトのある投稿ですね。

決してフォロワーの多くないアカウントですが、普段の投稿を遥かに超えるRT数、いいね!数を獲得しています。企業間コラボはエイプリルフールの風物詩となっていますね。

4.情報解禁に利用する企業が続出!

スタバの「イチゴビニールハウス店」は嘘じゃなかった!?

スターバックスジャパンが4月1日にTwitterやインスタのストーリーで行った、「イチゴビニールハウス店OPEN」の告知。

多くのユーザーがエイプリルフールの嘘だと信じ、「嘘のクオリティが低っ!」「かわいい嘘だなー」などのコメントをしていました。

しかし後に、新製品の発売に合わせて、スターバックスのイチゴビニールハウス店が3日間限定で本当に登場することが判明!

スターバックスは、この「嘘のような本当の企画」をエイプリルフールの話題の中で告知し、通常よりも大きな情報拡散に成功したのです。実際の企画やビジネスにつなげてしまう、今までにはなかった斬新なエイプリルフールの活用ですね。

▲エイプリルフールの投稿

▲5日後の投稿

「手塚おさ松さん」も本当だった!

人気アニメ「おそ松さん」がエイプリルフールに発表したのは、手塚治虫の作風で描かれた6つ子のキャラクターと、おそ松さん風に描かれた手塚治虫漫画のキャラクターが登場する、「手塚おさ松さん」。

この企画も、手塚治虫生誕90周年を記念した、本当に実施される企画だったのです!実際にアニメイトカフェとのコラボや、オンラインくじでオリジナルグッズが当たる企画が行われるようです。

こちらも、「え?これエイプリルフールのネタじゃなかったの?」と騙されるユーザーが続出!「一松のどろろがよい」、「買うしかないです。買います。」など、両方の作品のファンからの好反応が見られます

吉野家から本当に発売される「鶏丼」。

Twitterの公式アカウントで「牛丼の販売を終了し、吉牛は吉鶏になります。」というわかりやすい嘘をついた、牛丼チェーンの吉野家。しかしこれ、本当に大事なのは牛丼の販売が終了することではなかったのです。

その日のうちに同アカウントは、「鶏すき丼」という新製品を4月26日から本当に販売することを発表!

こちらもエイプリルフールの話題化を狙って新製品の告知をした、技ありのプロモーションでした。

▲エイプリルフールの投稿

▲鶏すき丼の告知投稿

まとめ

今年も多くの企業が嘘を披露したエイプリルフール。

2018年エイプリルフール予測記事では、「インスタ映えブーム」が影響し、エイプリルフールでもインスタ映えする「きれいなウソ」が増えるのではないかという予測をしましたが、残念ながらInstagramでの盛り上がりは見られませんでした。やはり、エイプリルフールの話題化は、拡散性が最も強いTwitter特有の文化のようです。

また、今年のエイプリルフールで最も目立った傾向は、新情報の解禁に利用する企業が増加したことです。
今までは、「いかにバズる嘘をつくか」ということにフォーカスし、企画を考える企業が多かったように思いますが、今年は実際に存在する、嘘か本当かわからないような企画の告知に、エイプリルフールを利用する事例が目に留まりました。
大きな予算をかけずに、オーガニックでの話題化を利用して新情報を告知する、新たな手法といえるのではないでしょうか。来年は、この手法を活かしたエイプリルフール企画がさらに増えるかもしれません。

しかし、一般ユーザーの間では、「エイプリルフールも企業内の義務になってきていて萎える。」、「エイプリルフールの大げさな嘘を企業広告にするとかも、もうみんな飽きたよね。」など、企業のエイプリルフール活用に否定的な声もちらほら……。エイプリルフールの企業活用、特に宣伝色が強いものには、慎重になった方がよいかもしれませんね。

とはいえ、来年のエイプリルフールもどんな嘘が話題になるのかとても楽しみです!

過去3年間のエイプリルフール事例で、その変遷をお楽しみください。

 2018年のエイプリルフールトレンド予測記事はこちら

  >>2018年のエイプリルフールはなにがバズる?2017年のSNS人気投稿を総復習!

 

  2017年のエイプリルフール記事はこちら

  >>今年バズったのはこの4パターン!?エイプリルフールまとめ 2017

 

  2016年のエイプリルフール記事はこちら

  >>企業コラボが話題に!エイプリルフールのプロモまとめ 2016