①夜RTすると朝当たるTwitterキャンペーン マクドナルド「おやすみ朝マック」

「夜リツイートすれば朝当たる!」ということで、マックの公式Twitterの特定のツイートを夜RTするだけでキャンペーンに参加でき、当選すると翌日の朝マック限定で使える無料クーポンがTwitterのDMによって発行されるというキャンペーンです。
私のTwitterのタイムラインにも友達のキャンペーンRTが並び、朝マックを当てた子の写真をうらやましーと思いながら見てました。

ポイント:夜Twitterを見る大学生の習性を利用している

大学生は、寝る前に布団の中でTwitterを見る習性があります。寝落ちの瞬間に訪れる「スマホ顔面落下事件」をみんな一回は経験しているはずです。

総務省の調査では、SNSを利用する時間帯について「夜寝る前」が最も多い(54.4%)という結果も出ており、そして「友人が何をしているか気になるから」×「暇だから」という理由で夜中にTwitterをチェックし、そのついでにこのキャンペーンに参加しちゃうという流れができていました。さらに、「毎晩2000人に当たる」という高当選率であったことも、大学生のRT欲をくすぐりました。

 

②松岡修造がとにかく「熱く」応援してくれる CCレモン「キミだけの応援歌ムービー」

たくさん用意されたあだ名の中からひとつを選ぶと、松岡修造さんがそのあだ名を呼んで励ましてくれる応援歌ムービーが見られるというものです。
私の周りでは、友だちのあだ名を選択してプレゼントするカタチでシェアしてたり、TwitterだけでなくFacebookでシェアされているのを見かけました。

ポイント:松岡修造さんとあだ名が生み出す親近感

直接励ますことって、結構恥ずかしいものです。
この動画は、友だちを応援したい気持ちを代弁してくれるジェネレーターとして機能し、シェア数を上げました。自分で入力した名前が表示されるのではなく、松岡さんの肉声で録音された数々のあだ名から選べるコンテンツのリッチさと、大学生にとってお笑い芸人化している特異なキャラの松岡さんの起用が、独特の親近感を生みました。その親近感が、直接言うのは恥ずかしいけど励ましたいという気持ちを代弁するものにちょうど良いライトさだったのでしょう。

 

③名前のグリーンな部分をジェネレートしてくれる キリングリーンラベル「GREEN NAME」

「あなたの中にあるグリーンをみつけよう。」というコンセプトのもと、漢字で名前を入力すると、グリーンな部分(自然に関する漢字の部首)がイラストとなってアニメーション化されるものです。
私の周りでは、自分の名前ではなく、好きな有名人や漫画キャラの名前をジェネレートして楽しみ、ツイートしている子たちを多く見ました。なかには好きな歌手グループのメンバー全員の名前をジェネレートしコラージュしたものをツイートしている人もいました。

 

ポイント:さらなるジェネレート欲を生む体験

このジェネレーターは、漢字の一部分がそれぞれ動きながら生まれる統一感と、流れるような動画の動きが特徴的でした。制作時は、人の名前に使用されやすい約3000文字の中から700文字をピックアップし、その漢字の一つずつをアニメーションで作成していったそうです。そのためか、他の人の名前を動画生成すると、その人の人柄まで出ているものがあり、他の名前も試したくなって複数回ジェネレートし、シェアするという結果を生みました。ひとつひとつの漢字と向き合った結果の賜物ですね。

 

④笑える似顔絵が作れてアイコンにもLINEスタンプにも使える キリンNEWスッキリ氷結「あたらしく☆画たろう」

漫☆画太郎風の自分の似顔絵キャラクターが作れ、できたキャラにワンフレーズつけてオリジナル画像が作れるツールです。その画像をTwitterアイコンにするとキャンペーンに参加でき、アイコンにしていた期間の長さに合わせて応募できる商品がグレードアップするというキャンペーンでした。
私自身も、このツイートやアイコンに思いがけず目がとまってしまい、キャラが訴えるワンフレーズを読みたくなってしまいました。

ポイント:LINEスタンプとしての言い訳ハッシュタグ的利用法

この画像は、自分でワンフレーズつけることができるという特性から、オリジナルLINEスタンプとしても利用されました。最近の若者の傾向として、言い訳ハッシュタグと同じような「本音付け足しアイテム」として、LINEスタンプが使われていることも、この画像がLINEスタンプとして利用された大きな要因ではないでしょうか。思わず笑ってしまう顔とともにぶっちゃけた事を言ってしまうなんて、上手い責任回避法ですね。
また、LINEスタンプのレパートリーを増やすという目的が、複数回画像生成することへのモチベーション向上になりますし、わざわざLINE公式スタンプに予算を費やさなくても、ユーザーは画像をLINEスタンプとして使用してさらにシェアしてくれました。一石三鳥です。

まとめ

大学生は、集団を気にし、個を気にして生きる動物です。
だからこそ、自己にではなく、ソーシャルフレンドにとって何らかの利益を提供できるものがシェアされるポイントであると思います。その利益は決して物的なものでなくとも、「面白い」や「嬉しい」などの感情で十分であり、そして、ソーシャルフレンドにウケることが自分にとっての大きな利益なのです。

 

今回ピックアップしたポイントが少しでも皆様の参考になれば嬉しいです。

2016年後半はどのような新しいプロモーションが流行っていくのか、楽しみです!