皆様の会社にはBIツールが導入されていますか? そしてそれはちゃんと活用されていますか?

今年4月にガートナー社が公開したBIツール利用に関する調査レポートで、興味深い結果が報告されました。(https://www.gartner.co.jp/press/html/pr20170424-01.html

  • 2,000人以上の規模の会社では、80%がBIツールを導入済み
  • 導入企業の約半分で、BIツールを利用している従業員の割合が20%未満

日本の大手企業の8割がBIツールを導入済み。そのうち半数以上が十分に活用できていないー BIツールはデータ活用する上での悩みを解決するツールとして注目され、日本でもすでに多くの企業に導入されています。しかし、この調査のように導入後に社内であまり活用されておらず、データ活用が進んでいないという企業も多いのではないでしょうか。

 

IMJでは独自調査を行い、BIツールセミナー参加希望者にデータ活用に関するアンケートを実施しました。多い悩みとして、「データ活用する為に人材や体制が不十分」「データ活用がアクションや成果に繋がっていない」「データ活用をどのように進めれば良いかわからない」など、いまだにデータ活用に多くの課題を抱えている様子が浮かび上がりました。

 

データ活用にどのような課題をお持ちですか?

データ活用にどのような課題をお持ちですか?

BIツールが活用されていない、その理由とは?

ある企業で実際にあったのですが、データ分析担当者が経営陣から「ウチのデータ活用はちゃんと進んでいるのか! どうなんだ!」と言われ社内調査すると、一部の部署でBIツールが既に導入されていた。しかし社内でその存在はほとんど知られておらず、全くと言っていいほど活用されていなかった、というケースがありました。その後BIツールを有効活用すべくIMJにコンサルティングのご相談をいただいたことがあります。

 

このように導入したBIツールの利用が浸透しない、あるいは使われなくなる原因は何なのか。これはそんなに複雑な結論ではないと思います。

BIツールの導入がデータを活用したい人の立場に寄り添ったものになっていないからだと私は考えます。

せっかくツールがあるのだから利用者が使いこなせるように努力しないといけないんじゃないかと思われる方も多いと思います。確かに扱えると仕事の幅や深みが増すかもしれませんね。でも、その人はそんな「BIツール活用スキル」という特殊技能を本当に身につけないといけないのでしょうか?

いいえ、その人はあくまで本業で最高のパフォーマンスを発揮してくれればいいですよね。

つまり、BIツールに利用者が合わせるのではなく、利用者に合ったBIツールを選定することが大事なのだと思います。

BIツール活用みんなの悩み

 

それでは、どのような観点で選定をしていけばいいのか? 「利用者に合った」って一体何なのでしょうか? 実際の利用者である各部門ごとに、BIツールの活用におけるよくある悩みを見てみましょう。

経営層

  • 定型的な数値はいいが、その時々のトピックの数値を要求してもすぐ出てこない!
  • 表形式の紙レポートやメールが何種類もあってどれをどのように見ればいいかわかりにくい!
  • 外出先で見ることができない! 

 

■マーケティング部門

  • WEBサイトへのアクセスやSNSや広告運用などが見たいのに導入済みのBIツールではマーケティング関連で必要なデータが扱えない!
  • 今現在の状況の知りたいのにリアルタイムの数値が集計されない! 
  • 自分たちでカスタマイズしたいのにできない! 

 

■営業部門

  • 定型レポートやダッシュボードツールは何か利用しにくくて、結局CSVダウンロードして自分でレポートを作っちゃうから手間がかかる!
  • そもそも使い勝手が悪い! 操作が難しいし!
  • そんな高度なツールを扱える人材が部門内にはいない!

 

システム部門・分析部門

  • BIツールを導入しても、データ抽出依頼が全然減らず作業が減らない!
  • もっと先進的な施策を創出したいのに高度な解析手法を取り入れることができない!
  • 現場向けにレポート要件を取りまとめるのも一苦労だし、リリースしてもすぐ使われなくなる!

一見バラバラに見える各部門の悩みには、実は共通した背景があると考えています。どの部門も効率的にデータを活用して、業務の執行度を高めたり、高度化していきたいと考えている点は一致しています。

ただ、部門ごとに見たいデータやタイミング、形式などが違いますし、利用者のITスキルなども様々です。高度な解析を行いたい部門もあれば、追いかけているトピックの数値がパッと表示されれば良いという部門もあります。データ活用は部門によって必要なものが違っているのです。

そのため、導入後に活用してもらうためには、利用する部門の業務特性や利用目的、導入する上での優先順位をしっかり整理する必要があります。ここを考えて導入しないと、導入後に特定の部署のみで使われる、あるいは、当初は使われていたけど、しばらくしたらほとんど使われなくなってしまうという結果に繋がります。自社内で業務分析や目的整理、優先付けが難しい場合、外部からの客観的な視点でのコンサルティングを活用することをお勧めします。

大人気「Tableau」から、定番「QlikView/QlikSense」、話題の「Domo」

BIツールはソリューションによって機能の違いや得意な分野があり、各部門のすべての要望に完全にマッチするツールは存在しないため、各ソリューションの得意な分野やできることを把握し、自社の目的にかなう最適なツール選定や導入を行っていく必要があります。

主流製品でもある以下3種類のBIツールについて、公式ホームページから製品のキャッチコピーにあたる文章を引用してみました。

  • Tableau(タブロー)
    …Tableau は、次にとるべきアクションにつながるインサイトを、お客様がデータから引き出せるように支援しています。ビジュアル分析によって、制限なくデータを探索できます。ダッシュボードを作成し、数回のクリックでアドホックな分析を実行できるようになります。分析は誰とでも共有でき、大きなインパクトをビジネスにもたらすことができます。グローバルな大企業から、中小企業やスタートアップまで、あらゆる場所で多くのお客様が Tableau を使いデータを見て理解しています。
     
  • QlikView/QlikSense(クリックビュー/クリックセンス)
    …Qlik は、より複雑な分析を実行して、他のツールでは見落とされがちな隠れた洞察を見出します。しかも、操作は実にシンプルです。世界で最もパワフルな連想データのインデックス作成エンジンである、Qlik の連想エンジン (QIX) を搭載した Qlik プラットフォームの強みは、まさにこの点にあります。
     
  • Domo(ドーモ)
    …Domoは、CEOから現場の最前線で働く社員まで、すべての従業員が必要なデータに簡単にアクセスしてスピーディーな意思決定を行うことにより、業績向上を支援するクラウド型ビジネス最適化プラットフォームです。Domoはビジネスのニーズに合わせて柔軟にカスタマイズ可能なプラットフォームであるBusiness Cloud上に構築されており、意思決定者はリアルタイムに戦略的機会を把握し、アクションにつなげることができます。小売、メディア・エンターテイメント、製造、金融など業種を問わずDomoは世界中の成長企業で活用されています。

Tableauは「インサイト」や「探索」、Qlikは「隠れた洞察」、Domoは「全ての従業品が必要なデータに簡単にアクセス」という言葉が印象的です。各製品にはこのようなコアとなるコンセプトがあり、その枝葉としてさまざまな機能があるというわけなんです。当然出発点が違うので、一見同じようなことが出来るように見えても、何だか合わないということが起こるんですね。

 

IMJではBIツールを導入しているが社内で十分に活用できていない、BIツール導入後の活用に課題をお持ちの皆様にむけて、データ活用ソリューションツールをテーマにした無料セミナーを7月に開催しました。

BIツール活用における目的整理のノウハウや目的に合った主要ソリューションの選定方法などを、マルチBIソリューションを取り扱うIMJならではの視点で詳しく解説、猛暑のなか会場は満員御礼、大盛況のうちに終了となりました。

セミナーレポート記事と、資料の無料ダウンロードがありますので、ぜひご活用ください!

>>データ活用セミナーレポート記事