Facebook×BOT


『WhatsApp』に並び、世界中で使われているメッセージングアプリ*のひとつである『Facebook Messenger』。2016年4月にチャットBOTを開発できるプラットフォームを発表し、現在は旅行業者・航空会社など、外国人観光客に向けたサービスでの利用が多く見受けられます。
また、多くのWebメディア企業も、MessengerのチャットBOTを使って記事を提供しています。Facebook広告やタイムラインから記事を読まれることが多いため、相性がいいようですね。

*参考:https://news.yahoo.co.jp/byline/satohitoshi/20170727-00073791/  

 

Facebookの利点

  • タイムライン上に流れてくる広告から直接Messengerアプリのトーク画面に遷移させることができる。またユーザーのMessengerアプリ内に直接広告表示ができる機能があるため、広告との相互関連性が高い
  • 世界中で使われているアプリであるため、訪日観光客にも利用されやすい可能性がある
  • 外部サイトに遷移させずに、Messengerのトーク画面上だけで、メッセージのやりとりから購入まで完結させることができる。
  • 多くの企業が既にFacebookページを開設しているため、導入障壁が低い

事例:訪日外国人の観光をサポートするAIコンシェルジュサービス 「Bebot」

訪日外国人に対して、観光スポットや交通手段の相談から飲食店の予約、宿泊先でのサービスに関する質問まで、チャットBOTが24時間いつでも対応してくれます。このサービスは、以前までホテルやレンタカーサービスへ向けて展開していましたが、2017年9月から民泊施設へ向けてのサービス提供も開始しました。

外国人観光客は増加しているにも関わらず、多言語対応がまだ行き届いていない日本の観光業界。これを使えば外国人観光客・施設側双方にとって時間の短縮・言語対応の補完となり、不安も解消してくれます。2020年のTOKYOオリンピックに向けて、このようなチャットBOTを使った訪日外国人向けビジネスも多くなってきそうですね。

事例:WEBメディア各社

チャットBOTによる記事配信は、Messengerを通して定期的に最新記事をお知らせしたり、ユーザーが読みたい記事のキーワードを送るとそれに関連した記事を紹介してくれるといったシンプルな機能を提供しています。最近は、チャットBOTを簡単に導入することができるパッケージを提供する企業も多いため、多くのWEBメディアが導入しているようです。

 

「The Wall Street Journal」

最新ニュースの他、株価なども一目でわかる。 シェアボタンが設置されているため、タイムライン上にすぐシェアしてもらえる。

 

「東洋経済オンライン」

最新記事・アクセスランキングはもちろん、多くの選択肢を用意し、選んだ記事を紹介してくれる。

 

「ferett」

ユーザーが送ったワードに対して関連記事を紹介してくれる。また、配信希望の記事をカテゴリ別に選択できる。

LINE×BOT


テレビドラマなどのエンターテインメント系から、教育、地方自治体まで、さまざまな分野で活用されているLINEのチャットBOT(正式名称:LINE Messaging API)。
2016年4月にトライアル版をリリースし、同年10月に正式リリースされ、便利な機能が増えました。LINEは日本人の生活に密接に関わるアプリであるため、ユーザーとより深い関係を築くためのプロモーションに使われたり、国内ユーザーに対する新たなサービス提供の窓口として導入されていることが多いようです。

 

LINEの利点:

  • SNSの中で最も多い国内ユーザー数を持つため、国内での利用者数が多い
  • 国内のデイリーユーザー数が最も多く、通知をONにしている人も多いため、PUSH配信によってユーザーに気づいてもらえる可能性が高い
  • 日本人の生活に最も根付いているメッセージングアプリであるため、軽いトークのやりとりによって心理的距離を縮められる

事例:ドラマ主人公カホコとLINEでトークができる 「AIカホコ」

SNS上でも話題となっていた日本テレビのドラマ『過保護のカホコ』。最近のドラマではTwitterを使ったプロモーションは珍しくないですが、なんとチャットBOTもリリース!
ただLINEトーク画面上でやりとりするだけではなく、ドラマのストーリーでカホコが成長していくのとともに、LINEトーク画面上でやりとりするAIカホコ自身も成長していくという変化が見られました。

テレビ広告などのマスコミュニケーションだけでなく、チャットBOTを使ったパーソナルコミュニケーションにも力を入れたことにより、ドラマ離れしている若者へのアプローチに成功したのではないでしょうか。

※既にチャットサービスは終了。

事例:345日24時間アルバイトを受け付け 「オートークビズ」

採用担当者があらかじめ面接可能な時間など、いくつかの情報を入力しておくと、チャットBOTがLINEを通して応募者とやりとりし、応募受付から面接日程の決定まで行ってくれます。
若い人にとって、ちょっとした電話やメールのやりとりが面倒となって応募障壁となってしまう現代、アルバイト採用に苦労している企業は試してみる価値があるのではないでしょうか。

事例:Excelファイルを作成してくれる 「SPALO(スパロ)」

LINEトーク画面でチャットBOTからの質問に答えていくと、簡単なEXCEL資料を作成してくれるという新しいカタチのサービス。作成したい書類の種類によってやりとりするアカウントが分かれており、完成したデータはPCに送付して閲覧・編集することができます。2017年10月3日にリリースされたばかりでまだ新しいチャットBOTサービスのため、これからの機能改善に期待です。

Twitter×BOT


Facebook・LINEから少し遅れ、2016年11月に公開されたTwitter DMを使ったTwitterのチャットBOTプラットフォーム。2017年4月にその機能がアップデートされました。ひとつの投稿からの拡散力があるため、企業がキャンペーンを実施する場として利用されることが多いTwitterですが、今までのような単体の投稿ではなく、その投稿からユーザーにアクションしてもらえることで、よりインタラクティブなコミュニケーションをとることが可能となりました。
多くの人に拡散させたいけど、もうちょっと深くブランド訴求もしたい……というような場合には相性がいいのではないでしょうか。まだまだ事例は少ないので今やってみることに価値があるかも!?

 

Twitterの利点:

  • RT機能により、チャット BOT機能を導入したことを人から人へ伝播してもらえる可能性がある
  • まだ事例が少なく目新しさがあるため、キャンペーンを話題化できる可能性がある

事例:あなたのピュア度を診断 「ボタニフィーク」

Twitter投稿についた選択肢をタップするとDM画面に飛び、いくつかの質問に答えると、診断結果としてその人のピュア度を教えてくれます。
質問に答えていくたびに、画像やテキストを通して徐々にボタニフィークのシャンプーの特徴について理解していくフローになっているため、ユーザーに広告特有のいやらしさを感じさせずに製品訴求していくことができるコンテンツとなっています。

事例:Audiの新型モデルを訴求 「Audi Q2」

チャットBOTと対話していくことで、Audiの新型車 Q2の性能や価格について理解していくことができるコンテンツです。このBOTには、他社ブランドの名前を送るとちゃんとそれに沿った返答をしてくれるという隠れワードが存在し、その事がネット上で少し話題となりました。
既にこのサービスは終了したようで残念ですが、日本で展開されたものとしては、Twitter×チャットBOTの先駆けだったのではないでしょうか。

まとめ

今回挙げたように、各SNSの利用実態や特性によってチャットBOTを導入するメリットも異なります。まずは、それぞれのメリットを踏まえた上で、自社がやりたいことにはどのSNSが最適かを検討されてみてはいかがでしょうか。
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