■各分野でのIoTの進化

・ヘルスケア

歯ブラシと連動。子供向けキャラクターを通じてレクチャー(Philips)

 

安眠できるようベッドを調整。安眠のためのアドバイスも提供。(Sleep Number)

 

自分に合った栄養ドリンクが作れる。アプリでビタミンの摂取状況もトラック。(Life Fuels)

 

赤ちゃんを心拍と酸素摂取状況でモニター。病院で計測した正常値からずれるとリモートでアラート。(Owlet)

 

空気清浄機、給水機、ベッド、トイレが連動して健康管理をしてくれる。

朝起きたときに必要な水分量や、外のPM2.5の濃度を教えてくれるなど、トータルに健康維持をサポート。(Coway)

 

[左]食品をスキャンしカロリー計測。 [中央]肌をスキャンし、スキンケアアドバイス(Panasonic)

[右]体をスキャンし、体脂肪等を計測(Intel)

 

・スマート家電・スマートホーム

家中の家電をスマホでコントロール。外出先から鍵を開けたり、冷蔵庫の中を確認したり。(Hisense)

 

冷蔵庫の中身をトラック、そのままサイトで購入。家族のスケジュール、レシピ、映画、音楽などさまざまなコンテンツが表示。(Samsung)

 

・スポーツ・フィットネス

サイクリング、トレッキング、フィッシングで使えるスマートウォッチ。(Casio)

 

[左]ゴルフ(Intel) [中央]テニス(Sony) [右]フィットネス(zensah) をトラッキング。

 

・エンターテイメント

[左] VRの体験をリッチに。 [右]スキャンした自分のアバターを即時で再現。(Intel)

 

・自動車

自動車をスマホ、家電、ウェアラブルデバイスとコネクト。(BMW)

 

■包括的にどんな体験・サービスを提供できるかが、差別化のポイントに

各分野を見渡しても、製品をネットに接続するところからはじまり、クラウド上で自社の製品・サービスや他社のサービス、人工知能をはじめとしたさまざまなテクノロジーと繋げることで、サービスとして進化させていました。 ハードウェアのスペック以上に、いかに生活者に包括的かつ自然な流れで体験・サービスを提供していくかに注力してきているとも言えます。 言い換えれば、積極的に他社や外部のサービスと繋げていくことで、包括的な体験・サービスのエコシステムを形成する流れが加速していくことが予想されます。

外出前に別デバイスで自動運転で呼び寄せ、外出。自動車の中からさまざまなサービスを利用しつつ、 目的についたら、自動運転で駐車場へ。(BMW コンセプトイメージ)

■デジタルマーケティングで培ったノウハウのフル活用できる機会

CESで発表されたIoT関連のモノを見てみると、買った瞬間から(ハードウェアのスペックの陳腐化により)価値が下がるのではなく、ソフトウェアのアップデートやユーザー行動とのマッチングにより、使い続けるほどに進化していくというメリットを強く打ち出していました。

そしてその進化を加速させるために、SNSのプランニングや各種ウェブサービスの開発運用など、デジタルマーケティングのノウハウが必要とされています。

 

・Siriに代表されるように、会話でのインプット/アウトプットインターフェースを持つ製品が増えてきている。ユーザーに製品への愛着を持ってもらうには、どのようなコミュニケーション設計が必要か?

・SDK開発やAPI化など、他社の製品・サービスを繋げる/つなげてもらうための手段をどう構築するか?

・ユーザーに継続的に利用してもらうために、何をどうトラッキングすべきか?

 

上記をはじめとして、効果的な打ち手を提供することで、デジタルマーケティングの担当者が貢献できる機会が多々あると実感しました。

PC、SPだけで考えていたデジタルマーケティングのフレームワークが近い将来、(予想以上に早いスピードで)通用しなくなります。それをふまえた上で、デジタルマーケティングの担当者は今後の打ち手を用意していかなくてはなりません。