急に2ch風タイトルにしてみました。
ガンガン煽っていくスタイルなんでヨロシク。
うそです(早っ)。
自分の煽りに自分が耐えられない珍種です。

 

煽り耐性とかスルー力とか、ソーシャル時代には必要とされていますが。
たいていの人はそんなに適性無いと思うんですよ。
特に日本人は。世間体とか気にするじゃないですか。

そんな中でよくソーシャルメディアがここまで浸透したものです
人の目を気にしながらよくもまぁ、やれ朝食だの、やれ子どもだの、やれスタバだのをアップできるものだと。
あなたが何食ってようが、ナン食ってようが、何なら何も食ってなかろうが知らないわよ。
そんなこと知らせてどうしようっていうの?

 

 

最初は閉じた空間だったソーシャルメディア。
フェイスブックがどこだかの大学の学生専用コミュニティーだったことは映画でも語られた有名な話で。
特定の友人知人同士だけでコミュニケーションを行う、クローズドな場でした。
気心知れているから気兼ねなく投稿できるし、変な言い方ですが、気兼ねなく無視もできた。

浸透しすぎましたね。

親しい友人だけでなく、職場の同僚や下手すりゃ上司や取引先の人までつながってしまった。

俺の朝食なんて誰も興味ないかもって今更ながらに気づいたり。
ひょっとして自分の子どもって全人類にとって可愛いわけではなかったりするのかもと随分な遠回りをして思い至ったり。

 

 

迷いが生まれた投稿画面をよそに、最近会社を辞めた先輩のポストが流れてくる。
スタバでMac Bookをコートエシエルから取り出し、ノマドライクにライフハックしているらしい。    
何も見てないよね、あたし。ていうか登録だけしてるけどタイムライン見ない人だし、あたし。そりゃもう全っ然見ない人だし、あたし。

いわゆる「ソーシャル疲れ」です。

フェイスブックによってアメリカでも見られるようになったようですが、日本人にとっては何ら珍しいものではありませんね。
わが国では大昔からなじみのある現象で、古くはmixi時代の遺跡から出土した壁画にも描かれているほどです。

 

 

そして人類は、ソーシャルメディアの新しい使い方を見つけ始めます。

コミュニケーションツールとして楽だけど、ぶっちゃけ全員とコミュニケートしたいわけじゃないのよねぇ。
ソーシャルメディアでつながってる人たちの中の、限られた友人と、閉じた空間でやろうかしらぁ。

 

そんな欲求から、ソーシャルメディアのメッセージ機能が今まで以上に活用され始めました。
誰の目にも見える“明るい”ソーシャルに対し、人の目に触れない“暗い”ソーシャル。
「ダークソーシャル」が広がっているのです。
LINEの人気も、フェイスブックがメッセンジャーを強化しているのも、根底にはこのトレンドがあると考えられます。

ソーシャルメディアの中で膨らんだ負の感情がもたらした、ダークソーシャルへの流れ。

 

かの偉大なるフォース系おじいちゃんは言いました。

「恐れはダークサイドに通じる。恐れは怒りに、怒りは憎しみに、憎しみは苦痛へ。」
“Fear is the path to the dark side. Fear leads to anger. Anger leads to hate. Hate leads to suffering.”

 

ここからが本題です。(前置き長ぇな。)

ダークソーシャルが広がりを見せている。
で、どうなるか、です。

 

ダークソーシャルからのサイト流入は、解析ツール上は「Direct」に分類されます。URLを直接入力したり、お気に入りから来たりしたものと同じに見えてしまうんですね。

「ダークソーシャル」の本来の定義はこちらで、「ユーザーがどこから来たのか見えなくなるソーシャルメディア」を指す言葉です。

直接入力・お気に入り・シェア、それぞれ全く異なるモチベーションでサイトを訪れたユーザーたち。
ダークソーシャルの実態を知らなければ、解析を誤ることになりかねません。

 

しかも、2014年の時点で既に、ソーシャルにおけるシェアのうち実に約7割がダークソーシャルのものだというデータもあります。(出典:「The Light and Dark of Social Sharing」)

 

 

いいね!数やRT数でエンゲージメントを計ることも多かったと思いますが、もはやそれらは氷山の一角。
分かりやすく、いいね!がついてRTされてみんなの前でバズっていた時代は終わるのかもしれません。

 

例えば、日頃よく目にする「プレゼントキャンペーンの応募のためにフォロー&リツイートしてね」という手法。ダークソーシャルで、同じようにシェアしてもらえるでしょうか。

 

想像してみましょう。
いきなり友人から「ル・クルーゼのココット・ロンドを選びました! あなたはどれにする? フォロー&RTで簡単応募! ouchicafe.com #おうちカフェプレゼント」などと、ダイレクトメッセージでピコーンと送られてきた。

ストレスのせいか最近なかなか寝付けない日が続く中、ホットミルクやリラックス音楽の力を借りること小一時間、ようやくウトウトし始めたなぁって時だったら……。
スマホゲームの超高難易度ダンジョンに挑んでいる最中、どうにかクリアできそうだったのにそのメッセージのせいで集中が乱れてミスって負けてしまったら……。

 

 

ル・クルーゼに罪が無いとは分かりつつ、拳を振り下ろす先を探したくなる衝動が沸いてきてしまう人もきっと少なくないでしょう。
少なくとも僕は、「ぅオイッ!」って声に出しちゃうと思います。部屋に一人きりでも。

 

ライトなソーシャルではまかり通ったことも、ダークソーシャルでは許容されないというケースが発生するわけです。
単純なキャンペーン参加なんて、ダークソーシャルでは到底シェアできたものではないですよね。

 

 

どんなものを人は人に伝えたくなるのか、送られてくるURLはどんな顔をしているべきか、そこからリンクするページはどんな姿であるべきか、その中身は……。

人がどんな気持ちで、どんな方法で、人とコミュニケーションを取り合うのかを、一人の人間として考える、本質的なプランニングがこれまで以上に求められます。

 

ダークソーシャルを活用する/しないという発信者側の理屈は通りません。変化はもう始まっているのですから。

 

かの伝説の剣士系おじいちゃんはこうも言っています。

「やるか、やらぬかだ。試しなどいらん。」
“Do. Or do not. There is no try.”