アンケート日:2018年5月
アンケート対象者:20台前半の男女
アンケート回答者:51名(男性 29名 女性 22名)
※アンケート後に、回答者のうち8名に対し、フォローアップインタビューを実施

Instagramがダントツの利用率、最近使っていないのはFacebookとTwitter

まずはよくあるこちらの質問から。

〇よく見るSNSは?(複数回答可)

〇よく投稿するSNSは?(複数回答可)

よく見るのも、よく使うのもinstagramが圧倒的1位。LINEはメッセージングや通話は使っても、SNSとしての利用率は低いようです。実際、LINEのタイムラインは開かない、とか通知を消している、という人が結構いました。

〇過去に使っていて、最近使っていないSNSは?(複数回答可)

こちらは、Facebookが圧倒的に1位。前はやっていたけれど…という人が多くいました。そのうちの一人によると、「Facebookでできる事よりInstagram、 Twitter、 LINEでできる事のほうが多い」とのことでしたが、これは機能的な問題というよりは、友人間での使われ方から考えるとFacebookでは伝えられない事が多い、ということのようです。まだFacebookを使っている人にいつ使うのか聞いたところ、卒業や就職、結婚などの「節目には投稿する」との事で、友人間だけではなく、知人や目上の人も含めた報告に使う人がおり、多数の人から納得されていました。
2位は意外にもTwitter。投稿は見るけど、自分では投稿しなくなった、という人が複数いました。

SNSは移動時間や隙間時間にチェック、自分で投稿するのは感情が高まった時

〇どんなタイミングでSNSを使う?(複数回答可)

移動時間でのSNS利用が圧倒的ですが、この時間は投稿する時間というよりは、他の人の投稿をチェックする時間のようです。そして、「共有したい時」というのが自身が投稿する時で、エモーショナルな出来事があった時、共感が欲しかったり、皆に共有したい気持ちが高まった瞬間に、SNSを利用するとの事。ストーリーズが流行る理由が分かる気がします。

SNSの情報量が多過ぎて/周囲の目を気にして疲れる若者たち

〇SNSに関する悩みは?(自由回答)

若者のソーシャル疲れ、という言葉があるように、楽しいばかりではないのがSNS。悩みを聞いたところ、特になし、がダントツ1位、「情報量の多さ」が第2位。フォローしすぎて知りたい情報が埋もれてしまう、見るのに疲れる、SNSのチェックに時間が取られる、との事で、情報量のコントロールが難しいようです。
3位の「周囲の目」は、投稿しなきゃという圧力を感じている人、SNSで自分の印象が左右されることを恐れる人、周りについていけてないことに悩む人などです。
「周囲の目」を与える側である「周囲の投稿内容」と回答した人たちは、「自己顕示欲が強い投稿が目に入るのが嫌」「マウンティングしあっているように感じる」等、SNS上でのセルフブランディング色が強い投稿にイラっとするようです。

せっかくフォローされても、アンフォローされてしまう企業アカウント

〇企業のアカウントをフォローしている人:フォローした理由(自由回答)

自分の好きな事に関連した企業や、好きなファッションブランド等、自分の興味/趣味に関わる企業アカウントは、「企業のアカウント」という意識を持たずにフォローしている人が多いようです。第2位の「フォローしていない」の人の中にもそういった人が含まれるかも?
3位のプレゼント/キャンペーン参加では、「フォロー・シェアしても恥ずかしくないかは大事」「キャンペーンが終わったら、かっこ悪いのでソッコーフォローをはずす」といった意見がありました。また、人によっては企業フォロー専用の裏アカウントを持っており、そういった人は、SNSで友達が本アカウントで企業投稿に「いいね」したり、キャンペーン参加しているのを見た際に、自分が興味ない企業情報がタイムラインにさらされる事に、ネガティブな印象を持つ人が多かったです。周囲への気遣いの裏アカウント、ということですね。

〇フォローしていた企業アカウントのアンフォローをしたことがある人:その理由(自由回答)

「ベネフィットがなくなった」という人が多く、「キャンペーンが終わったので」「イベント特典をもらう条件を満たしたので」「就活が終わった」等、ドライな意見が目立ちました。
また、投稿数が多かったり、内容がつまらない、そしてデザインがダサいのも、やはりアンフォローのきっかけとなります。
アンケート最多の「無回答」の人は、「企業アカウントをアンフォローしたことがない」と回答した人たちです。

若者へのリーチは、SNSがマスト

〇よく見たり、情報収集するメディアは?(自由回答)

情報を得るメディアは、SNS系が圧倒的。その中でも、特に使われているのはTwitterで19名。なお、情報の配信が仕事であるニュースメディアを情報源にしている人は、SNSの半数以下と少なめで、その中で1位はLINEニュースなので、いかに若い世代の情報源がSNSツールに偏っているかが分かる結果となっています。
2位に僅差で3位となったネットメディア系ニュースは、NewsPicksやWired、Buzzfeed等、長めのオリジナルコンテンツを記事にしている系統で、手軽に読めるSNS系やニュース系とは違った需要がありそうです。

SNSを使いこなす若者たち。彼らの感性を理解するのが企業利用のカギ。

今回のアンケートでは、最近の若者のSNSへの高い依存を感じつつも、セルフブランディングはInstagram、情報収集はTwitterなど、用途に応じてうまく利用している姿が見えてきました。それだけに、企業アカウントが彼らに受け入れられたり、うまく情報を受け取ってもらうには、頻度やタイミング、コンテンツの価値やデザイン性など、複合的な視点で運用することが重要と言えそうです。