【インタビュー参加者紹介

  • 竹内さん
    取締役社長兼CEO

  • 加藤さん
    執行役員COO

  • 久田さん
    執行役員

  • インタビュアー: 大澤
    i・IMJプロジェクトリーダー

 

フリーアドレスタイプのオフィスに移転

大澤:IMJは11月、フリーアドレスタイプのオフィスに移転しましたね。フリーアドレスの導入にあたって、経営層の狙い、意図はどんなところにあったのでしょうか。

竹内:そうですね、IMJの仕事って、チームですばやく連携して動かないといけない業務や、たくさんのパートナーさんと組んでやっている仕事、特定の検証端末や開発・本番公開するための特殊な環境が必須となる仕事、紙の証憑類のやり取りも多いから、フリーアドレス導入には、正直難しいことが多いんですけど…… ただ、これから多様性ある社員を一層増やしていくという構想の中で、オフィスは今までと変わらなくていいのかな、と疑問に思う部分がありまして。いろいろなワークスタイルを推奨していく中では、働く場所の変革も必要だなと思って、今回フリーアドレスの導入に踏み切りました。

久田:オフィス移転を機に、オフィスでないといけないものは今まで通りオフィスでやって、リモートワークでできる仕事は可能な限りその形にトライしていこう、という構想ですね。チームワークと個人ワークの状況に応じて、リモートとオフィスワークを切り替えていくようなスタイルをイメージしています。僕自身も、アクセンチュアとコラボレーションするプロジェクトの機会が拡がっていて、いろんなワークスタイルに驚くこともありつつ、刺激を受けることが増えてきました。

加藤:フリーアドレスの導入は、クライアント先に訪問することが多いアカウント側のメンバーからするとそれほど影響はないと思っています。むしろ、固定席とは違いサービス(デリバリー)側のメンバーとコミュニケーションしやすくなるので、クライアントに対してより一体感を持ったサービス提供ができるようにする、という狙いがあります。

大澤:竹内さんから、フリーアドレス導入は難しいことが多い、というコメントがありましたが、経営層の皆さんが考える懸念や必要なことってどんなことですか?

加藤:一般的に、物理的に離れてしまう時間が多くなると、部門やプロジェクトメンバーとの関係も会社へのロイヤリティも薄れていってしまうものだと思うので、IMJでは、どうやって関係値を維持していこうかなぁと、今の関心の中心はそこですね。IMJの社員はひときわ、今の仕事や仲間にロイヤリティを持っている人が多い印象がありますから。

竹内:僕も同じく、IMJは人が資産だと言っている以上、働き方が変わっていっても、社員のみんなと会社、社員と社員を結びつけていかないといけない、ということを一番気に掛けています。基本オフィスに来なくてもいいとなった時に会社と従業員を結んでいるものは何なのか、在宅勤務ならフリーランスでやった方が給与を多く貰えるかもしれない人たちが、あえてIMJで働く意味は何なのか。これらをきちんと考えて対応していくことができれば、フリーアドレスの中でも関係値を強化して、成果もあげていくことができるんじゃないかな。僕たちは今までも、その時その時で環境への適応をしてきたことが強みでもあるので。

久田:あと、仕事に対する向き合い方や期待される成果も、 急速に変革が求められてきているので、そこへの対応も必要かな。環境の変化が著しいので、いろんな人といろんなやり方ができるように、当たり前になってしまった環境や仕事の進め方を今一度ブラッシュアップする時期かもしれないですね。僕自身も、外部のパートナーさんと組む仕事が多かった時代は、今よりもきっちりと、最初に仕様を決めたり、初動を詰めたりしてやっていたなぁ、なんて思い返すことがあります。自分の依頼が甘いと、アウトプットが上がってくるまですごくドキドキしていたことを思うと、我々からのアウトプット(依頼内容や資料作成など)の精度をさらに向上させることで、変化に対応できる部分もあるかもしれませんね。

オールドスタイルから先端にアジャスト。まずはやってみることが大事

大澤:社員同士の関係、会社との結びつき、スキルアップ、マインドチェンジ……。人員の多い部門やプロジェクト、キャリアが浅いメンバーにとっては、対応が特に大変そうですね。何かよい対応策やアイデアはありますか?

久田:社員同士の関係強化に関して言うと、今までは皆一定のタイムラインで生きてきたから、これからは1週間のうち、この時間だけはここで顔を合わせようね、というようなルールを部門やプロジェクトで作っていくのが一つのアイデアですね。キャリアが浅いメンバーには、その回数や時間を増やして、個別のフォローをしていく。会社の椅子に座って、いつものメンバーと顔を合わせてスタート、というルーティンが時代とともに変わっていくんだなぁと思うと、僕もさみしいですけど。

加藤:私からは、社員の関係強化と会社との結びつきに関してですが、経営層と社員、社員同士が直接顔を合わせる、ということがやはり大事だと思います。なので、オフサイトミーティングやイベント、人的な交流を増やしていくことは、絶対にやっていかないといけないことですね。また、現場との対話も強化したいので、オフサイトミーティングの中では、現場で皆がどう感じているかを吸い上げて、対話していきたいです。決めたことにチャレンジしてみる、ということは私たちにとってとても重要なことですが、一方で、現場から課題の声が多く上がっていることに対して改善や見直しをしていくことも重要なことだと思っています。

竹内:スキルアップについては、先に話したマネジメント層の強化の他に、メンバー層も新たな環境で力を発揮できるように、スキル強化もフォローアップしていきたいと思っています。久田さんも話されていた依頼側のスキルですね。

久田:あと、提案メンバーが一時的に一カ所に集って、1、2週間皆でセッションしながら作っていくようなスキームを導入して、マインドチェンジを図っていくこともぜひトライしていきたいですね。コアを組み上げたら、各自のワークを進めるのはオフィスでも、在宅でも、個々人に任せて、といった感じで。まずはやってみることが大事。加藤さんも言っていたけど、課題があったら現場の意見を聞いてチューニングしていけばいいのかなと。

竹内:僕らはやっぱり時代に対応していく仕事で、デジタルシフトが遅れている企業に提案をしていく側じゃないですか。会議のやり方や個別のワークも、オールドスタイルから先端にシフトしていくことで、そこからも新たな強みや楽しい仕事が生まれてくると思います。受託業務メインの会社でフリーアドレスを導入することは、日本ではあまり例がないと思うので、僕はそれが楽しみでもあります。実際IMJは、こういう変化を繰り返してきて成長してきた会社ですからね。

大澤フリーアドレス導入は、新たな成長や新たな機会創出にも、いろいろなワークスタイルで多様な人材の活躍にもつながっていきそうですね!実態がどのように変わっていくか、半年ぐらい経ったら、レポートしてみたいと思います。本日はありがとうございました!

移転前青葉台オフィスでの、最後の集合写真

IMJが進める「i・IMJ DIVERSITY プロジェクト」とは?

企業の成長に必須とされる多様な人材活躍のための環境整備や意識改革に取り組むため、2016年に発足。メンバーは現場社員を中心に構成され、社内の意見を取り入れながら改革を進行中。

プロジェクト名の「i」は「個」「Identity(個性)」「Inclusion(包括)」を表し、多様性のある個の集まりが価値を発揮することで、包括的な視点をもったIMJを作り上げることを表現しています。