そもそも「テクニカルディレクター」って何者?

最近、一般的にも「テクニカルディレクター」という職種が認知されるようになってきました。その中でもやはり多く目にするのは、いわゆる世界的なアワードで活躍されている方々です。IoTとかVRとか、先進的な技術やテクノロジーを駆使し、企画から開発までを一貫して担えるスペシャリスト。とても魅力的な存在です。

しかし、ことWEB業界においていえば、クライアントの要望を汲み取りそれをエンジニアに最適な形で実装してもらうこと、それが役目です。自分の経験を元に、エンジニアとWEBディレクターの2つの職種からテクニカルディレクターになるためにはどのような素養や素質があれば向いているかを考えてみました。

 

エンジニアがテクニカルディレクターになるには、まずコミュニケーション力

元々、僕はエンジニアとして働いていたのですが、社内の管理システムなど決して世に出るようなものではありませんでした。次第に作ったものを多くの人に見てほしいと思うようになり、WEB系である現在のアイ・エム・ジェイに転職するのですが、そこで開発を担当した案件がリリースされたとき、友人から「あのサイト見たよ!」「あれ作ってたの?すごい!」という反応がありました。

世の中に出る影響力の大きさに驚きつつも、素直にうれしかったのを覚えています。そこから徐々に「見てほしい」という自己満足よりも、利用する人を満足させたい、という思いが強くなっていきました。これは対人関係でも一緒です。友人や彼女など、大切な人が喜んでくれると自分も嬉しくなりませんか? そうなるために努力をするのでは? 作るモノよりその先にある人の声に喜びを感じることができる。これは「モノづくり」において重要な要素です。

作ることに没頭してあまり人と接しないエンジニアは、まず他人とのコミュニケーションを好きになりましょう。

WEBディレクターがテクニカルディレクターになるのに必要なのは、伝えるために理解すること

僕の場合、アイ・エム・ジェイに入って、より身近にデザインやコンテンツなど表現する部分に魅力を感じる機会が増えたことでディレクターへとキャリアチェンジをするのですが、慣れないところもあり苦労の連続です。(詳しくはこちらの「WEBディレクターの仕事のつらいところ」参照)

ディレクターとして必要な企画力や市場戦略、UI・UX設計などにおいてまだまだな自分が、唯一戦える武器こそが、エンジニア時代に培ってきたテクニカル系の知識でした。システム部分に対して深く突っ込んでいくことで他のディレクターとの差別化を図り、そこを自分の強みにしていこうと考えたのです。その結果、開発チームとの連携が円滑になり、クライアントへの説明にも説得力を持たせることができました。対等な会話が成立したことで、内外からの信頼を得ることに繋がったのです。そこにはもちろん最低限の知識が不可欠ですが、何事も理解していないと気が済まないと思う気持ちもまた、知識を得るうえで必要な要素の一つです。

新しい技術がどんどん出てくる昨今、それを専門外という一言で片付けてしまいがちな人は、クライアントに伝えるためにも、まず自分が理解する努力をしましょう。

テクニカルディレクターの本質とは

あくまで個人の主観ではありますが、上に挙げた

 

・作るモノよりその先にある人の声に喜びを感じる

・作るモノは全体を理解していないと気が済まない

 

 

これらは僕が「テクニカルディレクター」と呼ばれる立ち位置になった今でも重要な要素であり、これから先スペシャリストな存在になろうとも変わりません。「テクニカルディレクター」という職種は、新しい技術が生まれるたびに変化していくものなので、その変化についていくことは大変ではありますが、だからこそ魅力を感じる職種でもあります。

そんな不明確な職種ですが、僕自身としては、制作メンバーにとっては各部署との橋渡し、潤滑油的な存在であり、クライアントに対しては不明点をクリアにしてあげる存在であることを目指し、やりがいを感じながら日々邁進しています。そして、常に向上心と探究心を持って仕事ができる環境があることもまた、自分を奮い立たせるうえで必要な要素だと思っています。

 

 

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