その月にソーシャル上で話題になった投稿や気になるハッシュタグを、BACKYARD編集部がピックアップ。話題になったポイントや、実際のユーザーの声、世の中への影響などを思うままに書いていきたいと思います。

100回目の甲子園は一味違う! #平成最後の百姓一揆

夏の風物詩である高校野球。毎年数々のドラマや感動が生まれています。

平成最後かつ100回目の甲子園である今年は、公立高校である秋田県の「金足農業高校」が決勝へ進出したことで話題になりました。

平成最後の百姓一揆ってどういうこと?

実は今年の甲子園出場校58校のうち、公立高校はわずか8校!
中でも金足農業高校はレギュラーの9人全員が秋田県出身。
そんな、11年ぶりに甲子園に出場した東北の公立校が、全国からスカウトされた有力選手たちを抱える強豪校を次々と打ち破るということで、予想を超えたストーリーができあがりました。

こうした構図と、金足農業の農業高校という要素、そして「#平成最後の夏」というトレンドを背景に、「#平成最後の百姓一揆」というタグが瞬く間に拡散されたのです。

チームの中心となった選手たちは、3年前に少年硬式野球で出会っていたそう。そこで誘い合って金足農業に入学したメンバーに軟式野球の経験者が加わって9人がそろい、選手交代ゼロの快進撃が生まれたといいます。そんな熱血少年漫画のような裏話もあって、金足農業がいっそう大きな話題になりました。

金足農業に関連した言い回しは他にも生まれました。例えばこちら。

「百姓一揆」は日本人なら誰でも知っている歴史用語。今回の事例のように、ユーザーがアレンジできて、派生しやすいハッシュタグを付けられれば、見込み以上の反響を得られるかもしれませんね。

実際に、秀逸な例えを称賛する声やマンガのような快進撃に盛り上がるユーザーは多く、ハッシュタグを通して野球に興味を持ち始めたユーザーも!

秀逸なハッシュタグは新規ユーザーを取り入れることができる大きな可能性を秘めていることを感じます。

#私たちは女性差別に怒っていい

東京医科大学の入試で女性受験者の得点を操作していたことが発覚して、女性差別に対する訴えが話題になりました。

このハッシュタグが初めて使われたのは、「河出書房新社 翻訳書」の公式アカウントによるTwitterでの言及です。

多くの女性がこのツイートに賛同し、日頃感じていた女性差別について発信するフィールドがTwitter上に誕生しました。

日本の女性だけでなく、海外からも多くのツイートが寄せられており、世界中の女性が共感している問題であることが分かります。

実はこのような女性差別に関するハッシュタグの事例は他にもあります!

「#ツイッターでウィメンズマーチ」は、3月8日の国際女性デーで行われた女性の権利尊重を訴える行進、「ウィメンズ・マーチ」をきっかけに誕生したハッシュタグです。この時も多くの女性が女性差別について言及していました。また、今回の「#私たちは女性差別に怒っていい」をきっかけにこちらのハッシュタグも再び注目されています。

ハッシュタグの誕生によって集約された女性差別への抗議が、SNSを飛び出してマスメディアにまで取り上げられた今回の事例。

セクハラ被害を告白するハッシュタグ「#MeToo」をはじめ、SNSが1つの大きな主張を生み、社会問題に少なからぬ影響力を持つようになる。そうした海外のトレンドが、日本でも浸透しつつあることが伺えますね。

映画でも漫画でも! SNS上で話題になった『銀魂2』

今月、漫画『銀魂』の最新映画、『銀魂2』がついに公開!
実は、映画でも漫画でもSNS上でさまざまな話題を集めていました。

公式が誤爆ツイートでライバル映画を絶賛!?

公式アカウントを運営する中の人がアカウントを間違えて投稿してしまった今回の事例。

炎上してしまうのかと思いきや、トム・クルーズの演技に感動したことが実直に伝わる文面にユーザーがほっこり。公式アカウントの好感度がアップする異例の結果となりました。

公式アカウントの誤爆ツイートは時に甚大な損失を被る可能性がありますが、ユーザーが共感してしまうようなほっこりした誤爆はかえってプラスに働くのかもしれませんね!

今後も公式アカウントの動向から目が離せません!!

2004年から始まったあの銀魂に終止符!?

新作映画を上映している銀魂ですが、今月20日、『週刊少年ジャンプ』で14年続いていた原作漫画の連載があと5話で終わってしまうというお知らせが。ファンは「#あと5話」というハッシュタグと共に悲しみのツイートを投稿しています。

しかし、一方で「終わる終わる詐欺」なのではないかという意見も(笑)

実はこれまで、何度かテレビ放送で最終回の雰囲気を出したにも関わらず、終わらずに続編が始まる流れが多く、銀魂の完結宣言に疑問を抱くユーザーも存在します。

多くのファンが悲しんだ今回の事例は、銀魂が14年間で築き上げてきた熱烈なファン層の支持を象徴していると言えます。

SNSが発達している今、ファンの反応をここまで見られるようになったのは原作者にとって嬉しいことですね!

 

 

来月は秋の風を感じる9月に突入!
シーズンが変わってどんなトレンドが生まれるのか楽しみですね!
『月刊ソーシャルトレンド9月号』もお楽しみに!