その月にソーシャル上で話題になった投稿や気になるハッシュタグを、BACKYARD編集部がピックアップ。話題になったポイントや、実際のユーザーの声、世の中への影響などを思うままに書いていきたいと思います。

外食戦隊 #ニクレンジャー 爆誕!

まずはレンジャーたちの衣装にご注目。何かに気づきましたか?

実はこの5人、思いっきり競合の企業アカウントから誕生したキャラクターなのです。

始まりは、吉野家が投稿した小学生の落書きのような「ボツ企画」。

しかし、諦めかけていた吉野家に、ガストがノリノリでリプライしたことで希望の光が……!

その後、フォロワーの応援もあり、なんと吉野家が松屋へ、ガストがケンタッキー、モスバーガーに声を掛けて実現しました。

ド競合であることに加えて、集まった顔ぶれにも意外性が。SHARPやタニタに代表される、「中の人」の柔軟なツイートが普段から多い企業アカウントばかりではないことに驚かれた方も多いのではないでしょうか。

コラボの輪は他業種や一般ユーザーにも。外食産業ではないタニタやヘルシアからも悪役での参加申し出があったほか、なんとプロの作曲家からニクレンジャーのテーマソングが提供されました。
一般ユーザーのファンアートや衣装制作も広まり、17日にはついに#牛丼の吉野家の広報担当 がトレンド入りしました。

さらに、この異例のコラボに、山田孝之がFacebookで反応!

コメント欄は「こういうのすき」「最高」など、ビジネスの垣根を超えたコラボを称賛する声で溢れています。

また、「肉や!言うてんのにレタスで参戦するモスが好き。」といった愛のあるツッコみも。

こうした「広告っぽさ」を感じさせないツッコみどころ満載なところも、オーガニック投稿がこれだけ広まった一因かもしれません。

ニクレンジャーは現在、各キャラクターのプロフィールを募集中です。

活動目的は未定だそうですが、これからも面白いことが起きそうな予感がしますね!

いらすとやの勢いが止まらない!

この絵柄、最近よく見かける気がしませんか?

この画像を作っている「いらすとや」とは、イラストレーターのみふねたかしさんが提供しているフリー素材サイト。Webサイトではもちろん、チラシ、テレビに至るまで、多方面で使われてきました。

以前から、時事ニュース関連の素材をすぐに追加する対応の早さや、ネタの切れ味、いろんな場面で使える間口の広さなどが注目され、SNSを中心に人気が高まっていたいらすとや。

7月に入りLINEスタンプの新作公開や8月の夏コミ(「コミックマーケット92」)への出展、フィギュア化が発表され、バズツイートが散見されるようになりました。

一般ユーザーがフリー素材を使うことで拡散されるのが特徴。

フリー素材同士を組み合わせるだけでなく、写真のデコレーションとしても使うことができ、表現の幅が広がります。

この絵柄の人、この動きしなくない!? 作品によって全然違う人に見えるのが面白いですよね!

いらすとやの絵柄を使ったパロディは、どんな作品でもピースフルに。元ネタとのギャップに拍子抜けするような面白さがあります。逆に元ネタを知らない作品でも、この絵柄なら親しみやすいですよね。

パロディが作られるほど人気のフリー素材、恐るべしです。

誰でも使えてコラボしやすく、なぜかくすっと笑えるいらすとや作品たち。何げない思いつきの視覚化に、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。

#一般人の方が時々誤解しておられること

7月にバズツイートが多かったのは、「#一般人の方が時々誤解しておられること」というハッシュタグ。

門外漢の人に実はよく知られていないことを解説するタグで、思わず広めたくなる豆知識や、議論の種になっている投稿が盛りだくさんです。

子どもと大人でこんなに違うなんて知りませんでした。ウェザーニュースさんの投稿なので、信頼性も高いですよね。

どっちもバーミヤン!? こちらは“難しすぎる間違い探し”として違う意味で話題に。

中の人の打ち間違いだったようで、コメント欄にはツッコみや励まし、「かわいい」の声が殺到しています。

ニコニコ代表、大丈夫ですか! しかし爆破していいとは言っていないのでセーフ!?

一般ユーザーの投稿でも専門性の高いものが多数ありました。
世間と認識のギャップを感じたときに使ってみたいですね!

#54字の文学賞

「#54字の物語」とは、たった54字しかない正方形の原稿用紙に記された物語のことです。

『54字の物語』はもともと、氏くん@ujiqnこと氏田雄介さんのインスタ小説を書籍化したもの。その重版を記念して開催されたのが、3月から5月にかけて行われていた、第1回「#54字の文学賞」でした。

そして、これまでTwitterを中心に数々の名作を生んできたこのタグが、今月Twitterで再燃したことをきっかけに、第2回「#54字の文学賞」が開催されました。

PHP研究所が主催していた第1回には、SHARP(@SHARP_JP)を始めたくさんの企業が参加しました。

第2回は氏田さん個人による主催のためか、企業投稿は少なめの印象ですが、一般ユーザーは今回も大盛り上がりです。それではいくつか話題作を紹介しましょう。

恋愛小説、右から読むか? 左から読むか!? 縦書きならではの作品です。

#解けたらRT タグのついた投稿は、暗号になっているミステリーがたくさん! 驚くほどじっくり楽しめます。

どうしても分からなかったら、コメント欄をたどってみてくださいね

あの頃を思い出さずにはいられません……。

普段は普通にツイートする共感ネタも、原稿用紙に書くことでエモさが増す気がしませんか。

この他にも、54字で圧巻の余韻を残す、秀逸な作品が盛りだくさんです。気になった方は、第2回優秀賞の発表と合わせてぜひチェックを!


来月はアツいトレンドが生まれそうな夏休み本番に突入!
『月刊ソーシャルトレンド8月号』もお楽しみに!