メールというメディアは死んだのか

「メールですか? 見ませんねえ。。」

「コミュニケーションは大体LINEかTwitterです。(キリッ」

某日、とあるサイトのリニューアルのために大学生たちに行っていたインタビューで聞かれた一節です。
世の中で言われている通りSNSでのコミュニケーションが今や当たり前となっており、個人的なメールは放置プレーという人も少なくないのが事実です。
では、もうメールマーケティングは意味がないのでしょうか。実はまだまだクライアントからの期待は高く、日々まとめているレポートから見ても、決して死んだとは言い切れない効果が出ています。

 

メールというメディアはそもそも何なのか

しかし、昨今どこにメールマガジンを読んでいる読者が潜んでいるのでしょうか。一度ここで「メール」という媒体の特徴について考えてみたいと思います。

 

1.非常にパーソナルなメディアである

メールアドレスは基本自分から伝えない限りオープンにはなりません。SNSでは当たり前のシェアや共有といった概念も無いに等しく、内容が受信者自身に届いていることを意識しやすいメディアです。

 

2.何らかのサービスに依存していない

LINEやTwitterにはそれぞれ直接の運営会社が存在しています。しかしメールに関してはインターネット全体の共通インフラであり、SNSなどのサービスに比べると、恒久的に不滅の手段と言えます。

 

3.保存性が高い

そもそも送られてくる情報がSNSよりも圧倒的に少ないです。
加えて個々人に対してメールの保存容量が与えられており、それが続く限りはいくらでも、自分宛に送られてきた情報を読み返すことができます。

 

4.リアルタイム性が低い

特にPCで言えることですが、基本的に受信者が都合のいいタイミングで情報を受け取ります。
LINEやTwitterと比べると、リアルタイムなレスポンスが求められることも比較的少ないのではないでしょうか。

 

以上のように、手堅く、クローズドなキーワードが並んでくるのが「メール」というメディアの特徴です。

メールマガジンが活きるシーン、ターゲット

そこで下記のような場合には、メールマガジンの活用が非常に効果的であると言えるかと思います。

・会員等に対する限定の情報
・個々人に紐づくイベント(誕生日、記念日など)
・信頼性が求められる商材(高額商品、金融商品など)
・比較的年齢の高い人(SNSの使用率の低さもあるが、向く商材や情報からしても)

読者の方も無意識のうちに限定感のある少し重めな情報を求めているようで、やはり限定情報、個人宛のお誕生日メールなどはきわめて高い効果が出ることが、経験上も多かったです。

では、SNSとは何なのか

 

1.オープンであることが多い

SNSのユーザはあえて非公開設定にしない限り検索等で探し当てることができてしまいます。発信される情報もクローズドなものではなく不特定多数に向いていて、オープンなものがほとんどです。

 

2.何らかのサービスに依存している

LINEであればLINE社、TwitterであればTwitter社というようにそれぞれのサービスに対して運営会社が存在しています。 その為、これらのサービスの存在はそれぞれの企業の方向性に従わざるを得ないと言えます。

 

3.保存性が低い

日々膨大な情報が飛び交うSNSでは、受け手が重要と思うか思わないかに関わらず情報が流れて行ってしまいます。情報の保存機能も大してありませんので、情報をきっちり残しておくには向かないメディアです。

 

4.リアルタイム性が高い

情報のリーチは不特定多数に対して瞬時に行われます。投稿やシェアを見た人からのレスポンスも即時的に得られることが多くあります。情報は次々に流れ続けるため、その情報が有効なものとして生きる時間もそう長くありません。

 

いかがでしょうか。
SNSに関しては、ライトで、手軽な印象の言葉が並んできています。

このように、メールとSNSは全く別の特徴を持っているわけで、向くシーンやターゲットが明らかに異なることが改めて分かってくるかと思います。

 

 

メールが向いている SNSが向いている
情報 対象者限定の情報 広く知らせたい情報
イベント 誕生日、記念日など 一般的な時事ネタ
商材 高額商品、金融商品など
信用性が必要なもの
低額商品、消費財など
手軽なもの
年齢層 比較的高め 比較的低め

まとめ

 

ということで、最初の問いに対する回答は、

「メールというメディアは死んでいない。シーン/ターゲットによってSNSと使い分けることで、より高い効果を発揮する!」


と言えるかと思います。

メールマガジンの配信ツールには、会員属性による的確なターゲティング配信、クリックログ追跡機能など使い分けの目的にふさわしい機能を備えたものもたくさんあります。「メルマガなんて古い古い。」なんて言わずに、ぜひ効果的に活用してみてくださいね!