ポケモンGOの注目ポイント

世界中で大ヒットし、連日株価もあがり、多くの日本人が待ちわびていた中、満を持して日本でも正式リリースされました!既に先行配信されている諸外国では小売り事業者や地域のレストランやカフェなどが、新規顧客を呼び込むことに寄与し始めています。日本ではマクドナルドとの連携が発表されるなど、大手企業にとっても一過性の流行と切り捨てられない、注目の社会現象となっています。

サンフランシスコでポケモンGOに興じる人々。

コスプレ姿からも熱狂度がうかがえます。

時間に連動した世界の演出、こんな風にポケモンが登場!

写真素材提供:SmartNews 菅原健一 in San Francisco

ポケモンGOのすごさって?

 LINE@など位置情報を活用したO2O、リアル店舗への集客を始め、リアルな世界へデジタルが融合していく流れはここ1年で急加速しており、リアル店舗を持つ企業にとってO2O施策への投資は必須のものになってきています。

そんな流れの決定打になったのが、今回のポケモンGOです。企業の位置情報の活用はさらに進み、今後1~2年はポケモンGOとそれに追従する類似サービスが盛り上がり、広告費用の多くが投じられることになるでしょう。

 

一方、私はこの流行がもたらす変化は、単なる「ゲームの大流行」「効果のすごいO2Oツール」以外にもあるのではないか?と考えています。

 

意義1:ユーザの行動変容を生んだ!

「現実の世界に対してスマホをかざす」という行動が独特の行動ではなくなり、デジタルマーケターとして選択できるサービスの幅が広がると考えます。例えばDMに自社アプリをかざすとユニークなブランド体験ができたり、リアルな店舗に来店してマネキンにアプリをかざすと価格やコーディネート例が表示される…といった体験は「当たり前のもの」としてユーザーに受け入れられるようになりそうです。

 

意義2:オフラインデータ取得・活用の新たな道筋ができる可能性

デジタルマーケターにとってデジタルな世界のデータ化及びそれに基づく施策立案は当たり前のだと思いますが、小売り事業者や飲食店にとってはまだまだデータといえばPOSデータに依存するところが大きいのが現実だと思います。WiFiによるユーザの行動分析やBluetoothを活用した技術自体は発達しているものの、なかなかデファクトスタンダードなサービスが出ず、企業としては投資しづらい状態でした。
今回のユーザの行動変容によってWiFiを常時オンにするユーザが増えることが期待されますし、今後のポケモンGOの展開次第ではGPS、Bluetoothの活用に新たな道筋ができる可能性を大いに感じます。

最後に

ポケモンGOはO2O施策の決定版になる可能性を秘めているが、ゲームである以上ブームの継続性は未知数であることは頭にとどめておきたいです。いつ何時このブームが終焉してしまうのかは神のみぞ知る、だからです。

ただし、このゲームを体験したユーザーから起こる消費行動の変化は、見逃さないように引き続き注目していく必要がありそうです。