1. 若者TikTok文化もついに売り上げ貢献! エースコック「目撃セヨ!100のWEB動画!」

オリジナルダンス「MAX衝撃百裂拳」

スーパーカップMAX「醤油×味噌×豚骨チームに分かれて荒野行動で対決してみた!」

発売30周年を迎える大盛りカップめん「スーパーカップMAX」は、有名YouTuberやTikTokerを起用し、SNS動画を軸としたプロモーションを展開。
TVCMでは笑福亭鶴瓶さんとTKG木下さんがホンモノ対ニセモノ対決を、TikTokではTikTokerがオリジナルダンス「MAX衝撃百裂拳」を、YouTube ではYouTuberがやってみました系動画を、というように各メディアで異なるテーマの動画を100本以上公開しました。
ひとつの動画を汎用的に使う企業が多いなか、各メディアの特徴をつかんだテーマやタレントを用いた動画を複数制作し、それぞれで話題を生んでいるところが今までと違うポイントですね。
中でもTikTokキャンペーンではなんと売り上げが目標の前年比130%を上回り、購入意向は20%以上上昇*1したそうです。
また、下半期はプロモーションにTikTokを活用する企業が急激に増える傾向がみられました。

パンテーン 「ミセラーダンス選手権」

グリコ 「ポッキー何本分体操」

詳しくはこちら>>
「企業のTikTok活用キャンペーン事例4選!」

2016年9月にサービスが開始されてからの約2年間で若者たちが形作ったTikTok文化がようやく大人たちにも理解され、商業活用できるものにまで結実したということでしょうか。

2. プチバズを生み出し続けるひよこちゃん! 日清チキンラーメン「アクマのバタコ」投稿など

数々のバズ投稿でネットを騒がせ続ける日清チキンラーメンのひよこちゃん。2018年下半期も良い子を卒業したブラックひよこちゃんの投稿が話題となりました。

10月23日に、Buttercorn味発売PRとして「アクマのバタコ」を公開。
そのインパクトとドラゴンボールのパロディ具合にネット上でもさまざまなツッコミが上がりました。

11月6日には、大阪府池田市市制施行80周年を記念したコラボ企画として「ひよこちゃん対ウォンバットの熱き決闘シーン」を公開。

11月30日には、チキンラーメン60周年TVCMの裏VTRとしてひよこちゃん(兄)の半生をまとめた動画を公開伏線の張り方と、スマホでしか見られない限定動画であることがファンの話題を呼びました。

約1カ月に1回のペースでバズ投稿をし続けているひよこちゃん。
他の企業に比べ、有名キャラクターのひよこちゃんがいるおかげで、そのキャラクターを中心としたぶっとんだ企画を実行しやすいのも、次々と話題投稿を生み出せる理由でしょうか。毎回伏線を張ってファンの期待を裏切らないことも魅力の一つですね。長尺であっても最後まで気になって観てしまいます……。もはや尊敬の眼差しです……。

3. レトロブーム継続中 資生堂UNO CM「ホテル三日月 コラボ」篇Aなど

資生堂UNO CM 「ホテル三日月 コラボ」篇 ※公式動画は削除されている。

資生堂は、1980年代に流れていた関東ローカルのCM「ホテル三日月」のパロディーWEB CMを公開。関東人であれば誰もが懐かしい「ホテル三日月~♪」というメロディーに合わせ、元ネタそっくりに仕上げられており、その違和感の無さに圧巻です。ネット民からもその題材と完成度の高さに「懐かしすぎる」との感想が多く見受けられました。

その一方、キリン プラズマ乳酸菌 iMUSEは平成初期~後期の恋愛事情を再現した「平成恋愛あるある動画」を公開。

プラズマ乳酸菌 iMUSE 平成恋愛図鑑 [1989-2019]

第1弾「小学生あるある( SPECIAL STUDENT」)」、第2弾「トレンディドラマあるある(「トレンディの法則」)」に引き続き、本作も世代を超えた共感度の高さTwitterでは「懐かしい~」と当時を振り返るツイートや「思わず映像に見入っていたらなんとプラズマ乳酸菌 iMUSEのCM!」とのツッコミも。
上半期に引き続き、レトロブームは継続のもようです。

 

そして、レトロブームの代表的ヒット作「バブリーダンス」を継承して生まれた⁉今年一番のヒット動画といえば……!

4. “2018年を彩る話題の人”! DA PAMP「U.S.A.」のいいねダンス

DA PAMP 「U.S.A.」

初披露された2018年5月から、下半期を彩ったDA PAMPの「U.S.A.」。LINE NEWSが選ぶ“2018年を彩る話題の人”「アーティスト」部門も受賞していましたね。
誰でも真似しやすい振り付けとわかりやすい歌詞が、2016年に流行った恋ダンスに続く「いいねダンスブーム」を引き起こし、インスタの女王・渡辺直美ベッキーらが真似して“踊ってみた”動画をアップしたり、一般人の方もいいねダンスを踊って楽しむなど、大きな拡散を続けました。

渡辺直美が踊る

ベッキーも踊る

吉幾三さんの名曲「俺ら東京さ行ぐだ」をマッシュアップした「俺らU.S.A.さ行ぐだ」という動画もじわじわ話題になっているようです。*2

 

地上波でヒットを生み出し続けるCM界の王者といえば、この企業。

5. またもや話題作を生み出した秀逸のソフトバンクCM2作品

白戸家シリーズでは、毎回印象に残るコンセプトとシリーズ化で話題になっていたソフトバンクTVCM。下半期は、動画SNS放題「ウルトラギガモンスター+」という新プラン導入に伴い、白戸家ミステリートレイン「菊川怜の事情聴取」篇と「NO MORE ギガ泥棒」篇という誰もが知る映像のパロディCMを続けて2本公開し世間の話題を呼び起こしました。ネット民からは「秀逸」や「またやってくれたか」などの声が。
※CM動画は公式サイトや公式チャンネルからすでに削除されています。

ソーシャルバズを狙う動画と地上波で放映するCMは切り分けて考えられがちですが、ソフトバンクは、地上波で放映するものをいかにソーシャルでもバズらせるかというところを考え、結果を出しているところが流石ですね。
次も、どんなCMを作ってくれるのか楽しみです!

 

国民の顔となりつつある動画アイドルといえば……

6. NHKや行政機関までもが注目したVTuber!

COOL CHOICEコンセプトムービー

今まではガジェットとして認識されていたバーチャルYouTuber=「VTuber」。下半期は、大手企業や行政機関までもが活用し、世間的な話題となりました。

今年6月に、ロート製薬が大手企業初?となる公式VTuber社員を発表して以降、企業でも活用され始め、10月には環境省が若年層へのアプローチとして制作した萌えキャラVTuber「君野イマ&ミライ」のバーチャル動画がヒット!
公開当初は動画のクオリティーが低いとネット記事で叩かれていましたが、その記事がネット民の話題を呼び、動画の再生回数は19万回以上に急上昇。結果的に若者への興味喚起を達成することとなりました。行政機関が制作するプロモーション動画でありながら、ネット上で話題となったのは新鮮ですね!

11月30日には、あのサントリーも公式VTuber「燦鳥ノム」を使ったライブ配信クラフトボスpresents『あったか~~い!こたつ女子会』を実施していました。今や企業に公式VTuberが所属しているのは当たり前なのでしょうか。

燦鳥ノムYouTubeチャンネル https://www.youtube.com/channel/UCwRKt_raV3N5KZgxcFyC1vw

そして、なんと、来年1月にはNHKが、キズナアイら人気VTuberをメインとしたアニメ特番『NHKバーチャルのど自慢』が放映されるそう……! 2019年もVTuberの活用場所は広がっていきそうです。

 

これから流行る⁉…
番外編

7. 学生の7割が活用している今の時代の勉強法

人気の勉強動画 60分編

その名の通り、ただ勉強をする様子を自撮りしている動画。そんなごくシンプルな動画が今、人気を呼んでいるようです。
学生たちは、自宅で一人勉強するときにこの動画をスマホで再生し、誰かと一緒に勉強しているかのように意識しながら勉強をします。そうすることで、さぼってはいけないという自制心や緊張感、競争心が芽生え、スマホで動画を再生することで勉強の合間にしてしまいがちなスマホいじりも解消できるそうです。
聴いたり観る目的ではなく、「流しておく」という目的においては、一昨年流行ったおひとり様向けの「食べるだけ動画」と似ているような気もします。今後、新しい動画ジャンルとしてさらなる広がりを見せるのでしょうか。

まとめ

下半期は「大きなバズ動画」は見受けられませんでしたが、
「アイドル、パロディー系といった王道手法でヒットを飛ばしたもの」と、TikTokやVTuberのような「新たなアプローチが世間一般に受け入れられたもの」この2極化が見られたように思います。

来る2019年、下半期に台頭してきたものがどのように発展していくのか、はたまた新たな動画のカタチが出てくるのか……。楽しみにしながら平成を終えることにしましょう。

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