惑星サビデの超エリート戦士である、この*{`+?>~&<$'様に何か聞きたい事はあるか。
 

 

 

そのエクストリームな自己紹介が「ちょっと前に流行った水素水ならもうやめたけど」くらいのノリで済ませられると本気で思っているのかという点から、まずは聞かせてもらっていいかな。

 

 

俺様はサービスデザインの何たるかを、貴様らに教えてやるためにやってきた。

 

 

 

目的しゃべり始めちゃったよ。“Start with WHY”のスタンス強いな。
サイモン・シネックかよ。
急に何だよサービスデザインって。

 

 

サービスデザインというのはだな、
「提供する側(事業主)と利用する側(顧客)の間にある全てを“サービス”と捉えて、その理想形を“設計(デザイン)”すること」だ。

 

 

「何だよ」っていうのはそういう意味じゃなかったんだけどな。
えーと? つまり「商品」や「売り場」や「広告」みたいな分かりやすい「接点」だけをデザインするんじゃない、ってこと?

 

 

当たり前だ。
貴様はサービスデザインの何たるかが全く分かっていない。
 

 

 

確かに分かってない。
それをご教示いただくのも、全くやぶさかではない。
が。が! その前に僕はお前が何なのかが知りたい。

 

 

「売る側」と「買う側」の間にあるモノだけでなく、価値、体験、感情に加え、「売る側」が得るものも、効果的かつ効率的であるよう全体を設計するプロセスだ。

 

 

ダメだ。
お前の存在に対する疑問が気になって肝心な話が頭に入ってこない。
まず自己紹介を済ませよう。It’s so easy.

 

 

「売る側」と「買う側」の両方にとって、物事が双方向に、しかも超良い感じに回り続ける仕組みを作ること。
平たく言えば、これがサービスデザインの目的だ。

 

 

今僕らのコミュニケーションはこの上なく一方通行だけどな!
ダメモトで英語で言ってみたんだけどな!
さてはお前NASA経由してないだろ!

 

 

サービスデザインがどういったものか、貴様にも分かるように例を出して説明してやろう。
貴様は台湾に行ったことはあるか。

 

 

サービスデザインに関するところだけはレス返ってくるんだよな……Botかよこいつ。
台湾? ねぇよ。

 

 

台湾にも行かずに、今までの人生一体何をやってきたんだ貴様は。

 

 

 

仮に、何やってきたんだと言われる人生だったとしても
訪台経験が基準じゃねぇよ。
 

 

 

台湾の高速道路にもETCが導入されているが、94%がeTagと呼ばれるステッカーだ。
 

 

 

ステッカー? ETCが?

 

 

 

そうだ。
ステッカーを1枚フロントガラスに貼り、ゲートを通過するだけで料金は自動引き落とし。貴様ら日本人のように余計なカードも愛想の無い車載器も不要という訳だ。

 

 

愛想が無いとかお前にだけは言われたくないわ。
料金所が無いって?
ステッカー貼ってない車はどうなんの?

 

 

貼っていない車はナンバーを基に後日請求書が送られてくる。料金所で金のやりとりが発生しないことで、有人の料金所がそもそも不要になる。
ドライバーは料金所で減速する必要も無くなり、運用会社側は、係員の人件費や施設の維持費を削減できる。

 

 

イイコトずくめじゃないか。

 

 

 

ついでに渋滞の緩和にもつながるだろう。
地球人にしてはよくやっているほうだな。
 

 

 

地球人への蔑視がとめどないな。

 

 

 

このシステムが生まれたプロセスを逆算すると、徹底的に顧客目線での合理性を追求した可能性が考えられる。
顧客は高速道路を使って迅速に移動したい。事業主側は料金を回収できれば良い。これを最も簡潔に実現するサービスのあり方とは、という順序での開発だ。

 

 

それが「ステッカー+自動引き落とし」と「ステッカー無し+後日請求」の組み合わせか。
 

 

 

そうだ。市場環境がどうの、技術革新がどうのというような事業主からの視点だと、このサービスに辿り着くのは難しかっただろう。
顧客視点を中心に、かつ、事業主が得るものの効率まで設計することで、デザインできたサービスだと考えるのが妥当だ。

 

 

現に日本じゃそうなってない訳だからな……。

 

 

 

ハーッハッハッハ!
見たか、これがサービスデザインの圧倒的パワーだ!
 

 

 

いやお前の成果じゃねぇし!
台湾の皆さんの知恵と努力の賜物だし!
 

 

 

こんな感じで次回以降、
サービスデザインを貴様らに叩き込んでやるから覚悟しておくんだな。
 

 

 

台湾の方からのほうが、気持ちよく学べそうなんだけど……。