Blog - Shelly Palmerの記事をIMJのオウンドメディアであるBACKYARDで翻訳・配信していきます。ぜひよろしくお願いします。ちなみに文中の視点や意見はShelly Palmer氏や、それぞれの筆者のものであり、IMJのものでないことを明記させていただきます。

 

問題です:不動産業者、インテリアコーディネータ、教育熱心なお母さん、スポーツカメラマンに共通のものはなんでしょう?

 

答えはVRが彼らにとって重要な意味を持つ存在になるかもしれないということである。それはサムスンギャラクシー S7とサムスンギア360と言う小さなボールによって実現されるだろう。

サムスンギア360

「360度撮影カメラ」は多機能で、付属部品やレンズも豊富に揃っている。また撮影した360度画像を披露できる場所も広がっていて、“Facebook 360”や“YouTube 360”、“Milk VR”などで見ることができる。

ギア360カメラがすばらしいのは、普通の360度静止画や動画が撮影できる以外に、“なんちゃってVR(疑似VR)”が体験できることである。

カメラには高精細の魚眼レンズが2つ設置されていて、3840×1920 30fpsの360度ビデオと3000万画素の静止画を撮影することが可能だ。これの意味することが2つある。1つは、ギア360はコンパクトで手に入れやすい価格の高機能360度パノラマカメラであり、さらに重要な事は“なんちゃってVR”によってもたらされるエコシステムはVRの普及に大きく役立つ可能性があるということである。

サムスンギャラクシーS7とギャラクシーS7エッジ

 

ギア360カメラと同時に発表されたのが、新たに防水機能を搭載したギャラクシーS7とS7エッジである。これらのモデルは前モデルのギャラクシーS6やS6エッジと比べると著しい進化を遂げている。S7とS7エッジがサムスン史上最高のスマートフォンであることは言うまでもないが、ギア360やギアVRヘッドマウントディスプレイと組み合わせることで、一般のスマートフォンユーザーにも使いこなせる簡単なVR製作の仕組みが安価で出来上がるのである。

ギア360とギャラクシーS7を組み合わせると、スマホをリモコン代わりにして自身の映像をリアルタイムでプレビューすることができる。ギア360は、二つのカメラからの映像を自動的につなぎ合わせながら、画像を保存するとともに、ユーザーが望めば、自分の好きなソーシャルメディアに自動でアップもしてくれるのである。このような機能は全て専用のスマホアプリを通じて実現され、更に編集などの細かい作業をする為のPC用のソフトウェアも準備されている。

まるっきり新しいわけではないが十分に新規性はある

 

不動産業者が物件を掲載したいときには、まずスタッフが部屋に入ってギア360を目の高さの台に設置し、S7のアプリで360度の部屋の写真と数分間のビデオを撮影する。不動産業者はその家の中の全ての部屋でそれを行い、S7はそれらの画像を数分で総て繋ぎ合わせる。若干の編集を加えて形を整えれば……、なんと言うことでしょう!そこにはVR用に作られた家のツアー画像が生成されているではありませんか!そしてギャラクシーVRヘッドマウントディスプレイを装着すれば家のツアーを体験できる。ぜひ皆さんも自宅で試してみては?

周辺環境をマッピングする訳では無い

ギア360、ギャラクシーS7、ギャラクシーVRヘッドマウントディスプレイは周辺環境をマッピングする訳ではない。従って提供されるのは“本物のVR”ではなく、“なんちゃってVR”なのである。あなたは周りを見渡すだけで、歩きまわれるのではないので、インタラクティブな体験ができる訳ではない。しかし、色々は画像を縫い合わせて360度パノラマ動画を提供するので、VRヘッドセットを付けることにより、あたかもその場にいるような体験ができるのである。

まだまだ始まりだが確かな道のりを歩み始めた

あなたがエンターテインメントや不動産、インテリアやスポーツなどを撮影しているときに360度体験、VRヘッドセット体験を生かした映像を提供したいのであれば、 “絶対に持っておくべき”ツールをサムスンは揃えてくれたと言っていい。

私のクライアントのほとんどがVRの実験を行っている。その中には小売り用のショールームを作りたいと思っている会社、従業員の訓練や顧客サービスに活用したいと思っているところもある。その他はブランドの世界観を伝えたり、あるいは報道やライブ実況などでの活用を考えているところもある。実際にはVRで何を成し遂げようとしているかは大きな問題ではなく、まずは新しい体験を経験しそこから学ぶことが必要なのだ。その意味でサムスンのVRエコシステムは、より早く実験して、成功あるいは失敗し、再び挑戦することを可能にしてくれる。何ができて何ができないのか、実践を通して学習し、次のVR活用のヒントを理解していくのに役立つだろう。

 

 

これほどまでに私の興味を惹きつける製品発表も珍しい。

ギャラクシーS7はすばらしいのだが、果たして私に新しい電話は必要だろうか?ギア360は楽しいけれども、新しい360カメラは必要だろうか?ギャラクシーVRヘッドセットに至っては、既に2台も(ギャラクシーノート用とギャラクシーS6用)持っているのに……。

答えは簡単だ、今回は違う。単独で使うよりも三身一体(超パワフルなS7、高機能で低価格のギア360、及びギャラクシーVRヘッドセット)で活用することにより、今までに経験のない新しい消費者目線で画期的な映像性製作エコシステムを構築できるのである。

 

注:サムスンは正式に2016年2月21日にこれらの製品を発表しました。サムスンの公式プレスリリースを参照するには、こちらをご覧ください。

 

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