IMJは米国で先端IT/Adtech情報を配信しているShelly Palmer氏と独占契約を結び、日本での記事と映像配信を行ないます。ちなみに文中の視点や意見はShelly Palmer氏や、それぞれの筆者のものであり、IMJのものでないことを明記させていただきます。

 

 

あなたの世界を変えるために、AIは人間に取って代わる必要はない。あなたと入れ替わるだけでいいのだ。 そう、AIが人間に取って代わることができないと考えるのではなく、“AIは私と入れ替わることができるのだろうか?”と考えてみてほしい。

あなたは仕事を失うために感情を持ったAIシステムによって完全に置き換えられる必要はない

我々は、システムが認知的非反復的な(ホワイトカラーの)労働者を完全に置き換えることができるような世界を考えるような、汎用的な知識を持つ人工知能の登場を予期してはいない。 ハリウッド映画と人騒がせな人たちの言動は、あなたにそうではないように信じさせようとするのだろうが、悪意のあるAIシステムや感情を持ったサイボーグのようなものは、仕事を失うことについての真剣な議論の対象にすべきではないと思う。 最も可能性の高い未来ははるかに怖いものなのだ。

人とマシンのパートナーシップについて

私が最近『ロボットのパートナーになるか、さもなくば死か!』で書いたように AIや機械学習システムの加速する猛攻撃に対抗できるように、自分自身で準備を整えておく最も良い方法は、彼らとパートナーシップを結ぶことだ。私たちはツールの使い手になるのだ。これらのシステムはツールなのだ。蒸気機関が筋肉の力を増幅したように、コンピュータは私たちの脳の力を増幅してくれる。私たちは、自分たちのために競争上の優位性を生み出す方法として、マシンとパートナーシップを組むことができるのだ。しかし悪魔は細部に宿っている。

部分的な交換、完全な脅威

全ての人にとって新しく、短期的な目標は、強力で、競争力のある、素晴らしい人間とマシンのパートナーシップを形成することだ。 しかし、人間にはコストが必要だ。 あなたとマシンとのパートナーシップの結果は、より安価な労働者が提供するパートナーシップよりも生産的でなければならない。あなたが、年間50万ドル以上掛かる50歳を越えた会計監査役ならば、20歳そこそこの新人公認会計士と信頼できるAIコンパニオンの組み合わせが、あなたの4分の1以下のコストであなたと同じ仕事をこなすことができるだろう。そうなると、経営陣はどれくらいの期間、この状態を許しておくだろうか?

あなたは間違っている。これは経験と知恵が役立つところだ

そう。 これはまさに経験と知恵が非常に重要になる場所だ。しかし、あなたの世界を変えるために、AIは人間に取って代わる必要はないことを覚えておいてほしい。あなたと入れ替わるだけでいいのだ。

優れた経験と知恵を持つ15人の上級幹部がいるとしよう、もし、体制を再構築して、彼らの何分の1かの時間で、今手がけている仕事の90パーセントが処理できるような、生産性が高い人間とマシンのペアを新たにリクルートできるとしたら、あなたの会社がビジネス目標を達成するために必要とするであろう体制は、できるだけ少人数の経験豊富で聡明な(博識で、コストも高い)認知的非反復性の労働者の集団となるであろう。 シニアエグゼクティブの人数が15人から5人に削減できるとしたら、あなたなら削減するだろうか?

多分、誰も自分の仕事を失わないままで、会社は組織的に成長していくのだろう。 あるいは、上級管理職はこれをまたとないコスト削減機会と見て、利ざやを増やし、四半期の収益を増やすことを選択するかもしれない。 あなたの会社ではどちらが起こるだろうか? ヨーダの名言からも分かるように、 「見通すのは難しい。未来は常に動いているから」 なのだ。

あなたの会社だけがAI化しているのではない。 AI化は強化されている。

Amazonは、小売業界を再編していく地震の震源地のようなものだ。 Amazonが作り出す雇用よりも多くの雇用を破壊していることについて、畏怖を持って語られている。 しかし、これだけは確かだ。他の小売業者に打撃を与えるAmazonの力は、その技術的優位性に直接起因している。 レコメンドエンジンから貨物配送の経路設定、在庫の管理、価格設定、Webスクレイピング技術、検索エンジン、その他のデータドリブンシステムに至るまで、考えられる限りにおいてAmazonは他のどんな企業よりも優れている。

シンプルな戦略、複雑な実行

この教訓は非常に明確だ。自分の 選んだ領域における「Amazon」になる必要がある。どうやって? まず、 未来を自分の手で作り出すのだ。 つまり、あなたは世界がどうなるのか見通す事ができるようにならねばならない。 「データがすべてだと」と言うことは、あなたの将来を作ってくれる、データの情報源と使用法を理解することと同じではない。 それはあなた次第なのだ。 自分の残りの人生を守るために、あなたはどれくらいの時間を自分自身に投資しますか? そう「Amazoned」とは、ダンテの『神曲』地獄の第4サークル(Greed=貪欲)からにじみ出した新しい動詞なのだが、 あなた自身は、貪欲にならないようにしてほしい。

ボーナスSFクイズ:これからあげる、架空の知覚システムが登場する書籍や映画、テレビシリーズをあなたはいくつ知っているだろうか?

Robot_B-9、通称“ロビー”(『ロスト・イン・スペース』)、そして、ロジャー・コルビー博士やジェームス・T・カーク博士の複製ロボット(『スター・トレックシリーズ』。このタイトルやエピソードについて聞いたことはあるでしょう?)、C3-PO(もちろん、『スター・ウォーズ』)、Mother(『エイリアン』)、WOPR(『ウォー・ゲーム』)、Skynet(『ターミネーターシリーズ』)、Optimus Prime(『トランスフォーマーシリーズ』)、データ司令官(『新スタートレック』)、The Matrix(『マトリックス3部作』)、VIKIとSonny(『アイ,ロボット』)、そして私の好きな新しいアンドロイド、Dolores Abernathy(『ウエストワールドシリーズ』)。

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