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Twitter、Facebook、LINE、Instagram。SNSプラットフォーム動向 総まとめ【2017】

各プラットフォームの規模感をざっとおさらい!

※2016年12月6日時点の各社発表最新の数値(日本国内)

MAU6,400万人と他を圧倒する規模感を有するLINE。Twitterは、グローバルでは苦戦のニュースが聞かれますが、日本は4,000万MAUとLINEに次ぐ規模を誇ります。一方、FacebookはMAUは微増しているものの、成長が鈍化しています。Instagramは1,200万人と他のプラットフォームと比較すると小規模ですが、伸び率が高く、勢いがあります。

かつては若者の利用が多かったLINEですが、50歳以上が18パーセントを占めるなど、幅広い年齢層に利用されています。Twitterは20代の利用が最も多いのが特徴、Facebookは25-34歳が最も利用率が高く、Instagramは若い女性に支持されています。

続いて、4つのSNSプラットフォームに共通して見られるビッグトレンドについて振り返ります。

プラットフォーム共通の2016年最大のトレンドは「動画」の強化!

プラットフォーム共通で見られる2016年のトレンド、それはズバリ「動画」の強化です。

 

このように各社ともに、動画に注力しており、その中でも特に注目すべきは「ライブ配信」の導入です。2015年12月にLINE LIVEがリリースされたのを皮切りに、 2016年1月にTwitter、2月にFacebookがLIVE配信に対応しています。また、24時間で投稿が消える「ストーリーズ機能」を導入したInstagramも、そのストーリーズ機能にLIVE機能を追加することを11月に発表しており、今後の動向に注目です。

LIVE配信以外も、再生時間の拡張など、各社「動画」を強化しており、SNSが「動画」中心にシフトした1年となりました。「動画の活用」は2017年も引き続き、最重要テーマとなるでしょう。

続いて、各SNSについて見ていきましょう。

タイムラインに注目!広告プラットフォームとして魅力が増した「LINE」

これまでLINEといえば、1対1のPUSH型のコミュニケーションがメインでしたが、2016年は、「タイムライン」の機能が充実。6月にタイムラインで運用型広告が開始し、それに伴い、いいね!した記事が友だちに通知される機能、動画・gif対応、ハッシュタグ対応24時間で消える機能が導入されるなど、タイムライン機能が強化されています。
これらのタイムラインの強化により、タイムラインそのものの活性化、1投稿当たりの拡散性がアップすることから、広告プラットフォームとしての魅力UPにつながります。2017年もタイムラインに注目です!

また、チャットBOTの機能拡充に向けたMessaging APIの提供開始や、3月に発表された「Official Web App」が10月に本格始動するなど、あらゆるサービスの「ポータル化」を目指すLINEが、2017年どのように進化するかにも注目です。情報配信だけでなく、クロネコヤマトのようにサービスのインフラとしての活用もより活発になるでしょう。

参考:IMJでも「Messaging API」を活用した“One to Oneトーク型キャンペーンパッケージ” 提供を開始!

ADメニューが充実! 拡散といえばやはり「Twitter」

Twitterのアイデンティティーともいえる「140文字」を緩和し、写真をデコれる「ステッカー」を導入するなど、2016年のTwitterは、既存の枠にとらわれない楽しみ方を提供

また、ADの充実も目立ち、

①よりリッチなリツイート体験を提供
②より強力なリーチを獲得
③リツイート以外でユーザーの会話に入り込む 

機能が拡充。①はリツイートした人に限定コンテンツを配信する「インスタントアンロックカード」、②はログインした際にタイムラインのトップに表示される動画広告「ファーストビュー」、③は写真をデコれる「ステッカー」をブランディングできる「プロモステッカー」が例として挙げられます。

自由度が増し、ADメニューも充実したTwitter。「拡散を狙ったソーシャルキャンペーン=Twitter」の構図がより鮮明になった1年となりました。2017年も引き続き、「ソーシャル上の声を可視化」するツールとして、中心的な役割を担うことは間違いないでしょう。新しい機能をいかに早く、適切に取り入れるかが成功のカギとなります。

「いいね!」時代終了のお知らせ? 動画活用とAD活用が肝の「Facebook」

LIVE機能や動画活用に注目が集まった2016年のFacebookですが、一方で、利用者個人の投稿や、投稿へのアクションの低下を感じる方も多いのではないでしょうか。

実際、2015年中頃とその前年比では、個人の投稿が21パーセント減少しているという報道もあり、個人の投稿が減ることは、Facebookにとって打撃となるため、LIVE配信などの新機能だけではなく、スライドショーやバースデー動画など、自動でコンテンツが作成される機能をリリースし、投稿の促進を狙っているように見受けられます。

参照:https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-04-08/O5AQTD6K50XZ01

また、Facebookページの活用に影響を与えるアルゴリズムの変更についても、2016年も引き続き実施されています。特に6月にはニュースフィードの「コア・バリュー」を初めて公式に発表し「友人や家族が最優先」であるスタンスを明示。また、8月には、扇情的なタイトルで視聴者に記事を読ませようとする「クリックベイト」に対する対策をさらに強化しました。

https://newsfeed.fb.com/values/ より抜粋。「家族や友人を優先」するスタンスを明示。

このようなユーザーの変化、プラットフォームの変化により、エンゲージメントやリーチの獲得が以前より鈍化している傾向が見受けられるFacebook。従来のエンゲージメント重視の考え方にとらわれず、緻密なターゲティングが可能なプラットフォームであることを活かし、「リーチ」・「誘導」・「エンゲージメント」とそれぞれの投稿の目的を今まで以上にきちんと定め、運用していくことが、活用のカギとなるでしょう。

2017年はどうなる? 進化と変化が激しい「Instagram」

5月のロゴ変更を皮切りに、2016年に大きく変わったのがInstagram。まず、6月には、これまで時系列で表示されていたタイムラインにアルゴリズムを導入。8月には、これまで計測することができなかったインプレッションやリーチのアナリティクス機能「Instagramインサイト」をリリース。さらに、8月末には、24時間で投稿が消える「ストーリーズ」機能をリリースし、すでに1日1億人が利用する人気の機能となりました。その後も「ストーリーズ」機能にライブ機能を追加するなど、機能の拡充が行われています。Instagramのプロダクト部門のトップも「Instagramは、生活のハイライトだけでなく、全てのモーメントであるべき、と方向転換した」と語っている通り、作り込まれたいわゆる“インスタライク”な世界観から、より気軽に投稿する場に変貌を遂げつつあります

一方、7月の記事でも触れている通り、企業アカウントの運用においては、インフルエンサーを軸にした施策や投稿キャンペーンは数多く実施されているものの、まだ王道のセオリーは確立されていないInstagram。しかし、海外では、新たに追加された「ストーリーズ」機能を積極的に取り入れる企業アカウントが増えています。

例えば、「CHANEL」では、イベント会場の裏側やオフショット、「Starbucks」では、カジュアルな日常の一コマやユーザー投稿の紹介に使用するなど、24時間限定ならではのラフでカジュアルなコミュニケーションに活用されています。国内では、まだ積極的な活用は見受けられないものの、Instagramの使われ方が変わりつつある今、企業の活用方法にも新しい動きが生まれるのではないでしょうか。

まとめ

2016年、4大プラットフォームの振り返り、いかがだったでしょうか。最後にもう一度復唱しておきます。

  • ビッグトレンドは「動画」! 静止画中心から動画中心にシフト
  • LIVE機能や消える機能が台頭! 「モーメント」重視の新トレンド
  • Chat Botにも注目! One to One コミュニケーションへの注目高まる

目まぐるしく変わるSNSトレンド。2017年はどんな変化・進化が待っているのでしょう。複雑化する各プラットフォームの特徴を捉え、より緻密な戦略を、よりフレキシブルに。

厳しくも楽しいソーシャルメディアプランニングは、2017年も続いていきます。