登場人物

 A太 インターン生。来年デジタルマーケティング会社に入社予定。Facebookの友人数は817人。「いいね!」数は230。最近の流行は、Instagramに年上の彼女の写真をあげること。

 

B子 新人社員2年目。デジタルマーケティング会社勤務。Facebookの友人数は856人。「いいね!」数は606。最近の流行はInstagramのストーリーにとにかく犬をあげること。

 

 

おーっす A太、就職決まったんだっけ?

 

 

お疲れさまです、B子さん! そうなんですよ! 結構大変だったんですよー。
特にデジマケの会社でインターンをしてましたって言うと、面接で最近の大学生のデジタルに関する動向を探ってくる質問が多くって。そんな詳しく聞かれても色んな人がいるんだけどな、と思うんですけどね。

 

あー、あるある。
私の時も「最近の大学生はどんなアプリ使ってるの?」みたいな質問をする人が多かった。

 

その中で印象的だったのが「若者ってもうFacebook使ってないんでしょ?」って言う人が多かったことですかね。僕の周りでは結構使ってるんですけど。

 

なるほど、確かに最近よく「ワカモノのFacebook離れ!?」みたいな記事を見るかも。20代前半の私の周りもよく見てるから、何かおかしな勘違いが生まれてるのかもしれないね。

 

 

▲若者はいまだにFacebookに潜み、見ている!

 

そもそも、僕らmixiやFacebook、twitter、Instagramと、SNS歴史の流れのど真ん中を生きてきた気がします。B子さんの大学生の頃が大体Facebook全盛期ですかね?

 

そうだねー、わたしの入学当初はmixiで新1年生のコミュニティーができて、そのあと本名を知ってFacebookに移って、LINE交換して、って感じで入学準備してきたかな……。

 

新1年生のコミュニティーwww。ありましたね。大学時代のFacebookだと、本名と顔写真が絶対に必要だった時期なんで、プロフィールは嘘を書けない、みたいな風潮もありましたもんね。結構人脈作りに助かってたかも。

 

 

最近は、特にゼミを受ける時に教授にFacebook覗かれてたり、就活前にFacebookのURLを書かなきゃいけない企業とかもあって、かなり投稿内容には気をつけるようになったかな。

 

TVニュースでも「Facebookから引用」とか書いて、皆で変顔している写真とか取り上げられちゃってますもんね。こういう経験をしちゃうとFacebookにはちゃんとした写真や見られてもいい写真しか載せにくい。

 

あれは辛いよねー。私も絶対晒されたくない写真は友達としか共有しないし。

 

 

でも、B子さん海外旅行行った写真とかはかなり上げてますよね? 何でですか? かなり東南アジアでアグレッシブな旅をアピールしてる感じしますけど……。

 

 

まぁ、ブランディングって面もあるよね。やっぱり旅行って話のタネにもなるわけだし。
お得意先とかに行って名刺交換した時には、Facebookを検索される可能性があるって思うから、見えるプロフィール帳として自分のアピールポイントをピックアップすることはあるよ。

 

▲Facebookが見られている前提の元、自己ブランディングのために利用している!

 

 

名刺でFacebook検索! 僕もしましたー! OB訪問のときとか。
真面目そうな方なのに、Facebookに上げてる写真が結構ウェイウェイ系な方がいたりして、びっくりしますよね。ウルトラのフェスできれいなお姉さんとお酒飲んでるー!!!みたいな。

 

 

別にそれはいいじゃんwww。
でも、SNSの投稿に気をつけなきゃいけないのはユーザー全てに言えることだよね。
私たちのニュースフィード見て馬鹿にしてくる人たちだって、私達にとっては「え~そんな写真上げるの~!?」みたいなアクションしちゃってること、沢山あるんですよ、って教えてあげないとね。

 

他には、むっちゃ「いいね!」しまくるおじさんとかもいますね。エロいお姉さんの写真にいっぱいアクションしてるのも目にすることがあるので、逆にこっちが気まずいwww。僕はもし見ていても、アクションしませんよwww。

 

▲Facebookの投稿やアクションを通して、企業や人の立ち居振舞いを観察している!

 

 

それあるーwww。
私たちは、見られてることを知っているので、残念な投稿とかはアクションできないよね。変とか痛いとか思われたくないし、迷惑もかけたくないし、自分の評価を下げたくない。だからやっぱり、アクションは見られても良いものしかできないです。

 

企業のFacebookでも同じですね。写真が粗かったり、コメントがそもそも載っていなかったり。「とりあえずFacebookでシェアしました」感バレバレ。その企業がSNSの領域に力入れてないのが伝わってきて、感覚古いなー、ダサいなー、と思いますね。そういう残念な投稿とかは、アクションしている自分も周りにダサく見られそう。

 

彼らの投稿・アクションが「見る人」がいる事を考えた上での投稿なのか。
自分(企業)のブランディングやイメージに合っているのか、とか。
たった1つの投稿に対して、脊髄反射的にいろんなことを考えてアクションしてるんだよね。

 

というか、本当に僕たちにとっては、Facebook=ブランディングだし、“見られてもいい自分”のイメージなんですよね。ファンを作ったり、自分の良い面をより多くの人に知ってもらうためにありますもん。だから企業の投稿とかも、もう少しこっちの感覚に寄ってもらえると、ユーザーとしてはアクションしやすいんだけどなぁ……。

 

この記事を見た人たちは、若者ってこんな使い方してるんだ! ヤバイ! って感じて欲しいよね。

 

 

「若者のFacebook」を通して、若者とそれ以外の意識の違いに気付いた2人。

A太とB子の「ワカモノ論」への考察の旅は続く……。

 

「若者のFacebook離れ」考察で見えてきたこと

1. 若者はいまだにFacebookに潜み、見ている。

2. Facebookが見られている前提の元、自己ブランディングのために利用している。

3. Facebookの投稿やアクションを通して、企業や人の立ち居振舞いを観察している。