登場人物

A太 IMJに入社した新卒1年目。最近彼女との同棲を始め、Instagramのストーリーにアップするようになってきた。家具は大体イケアで揃える主義。

 

 

B子 新人社員3年目。最近彼氏とよりを戻したものの、Instagramのストーリーには犬と食べ物しかあげていない。周りが結婚ラッシュでつらい。

 

 

A太~! 久しぶり~! 社会人どう? 大変?

 

 

B子さん!もうめっちゃ忙しくて、1日があっという間ですよ、、、

つらいことも多いですが、最近は夜のドラマを息抜きに日々頑張っております。

 

お、今期なに見ているの? Twitterだと、『あなたのことはそれほど』とか『リバース』とかよくタイムラインに話題で上がっているのを見るね。『あなそれ』は見てるけど、まじでホラーw。

 

ですよね!番組が始まったら、TwitterやLINEでリアルタイムに感想言い合ってますよね。僕は、視聴率が高い番組よりもSNSの中で話題になっている番組名を見て、このドラマが面白いんだ~って判断してます。

 

最近ドラマを見るときはスマホ片手にSNSを開きながら、リアルタイムで実況しつつ見ていることが多いし、周りも「見た?」とか言ってLINE送ってきて、感想をすぐに共有できるようになったのは面白い変化かも。

わたしが中学生だった10年位前には、TVを見た次の日に教室で感想を言い合ってたけど、SNSがなかったからだもんね。逆に録画してるときとかは、twitter見られないんだよね。みんな感想をつぶやくから、ネタバレになるしw

 

【昔(SNSない時代)と今(SNSある時代)のテレビの楽しみ方の違い】

< 昔 >ドラマをみて翌日にリアルな場で感想を言い合うことが多かったっぽいよ

< 今 >SNS上でリアルタイムに感想を言い合うことが多いよ。

 

最近実況しちゃいますね~。TVを見て感想言い合った後もいろんな方法で番組を楽しんでいると思うんですよ!

ドラマも、二次利用されているのを見る事が増えたように思います。

加工されて、SNSで話題になることで、その番組そのものを見る機会も多くなりますよね。

 

んー。確かに。SNSで見るのって、色んな方法で二次利用されてるものが多いかも。

例えば、どんなのがあるっけ?

 

▼現代の若者のドラマの消費傾向

1.ダンス

 

一番ありがちなのは、エンディングでダンス踊るやつを再現している動画ですかね。

TBSドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』の「恋ダンス」で、最近のエンディングにも増えてきたように思います。僕らが中学生の頃とかも『野ブタをプロデュース』のテーマソングで踊ってた覚えがあるので、最近ってわけでもないんですけどね。

ただ、『逃げ恥』がすごかったのはTwitterで非公式の動画や踊ってみた動画が上げられるようになったのとほぼ同時で、番組公式のyoutubeチャンネルが振り付け動画をアップしたことですかね!

 

企業側も、SNSでの流行りに上手く早く乗れるようにしていかなきゃね。

テーマソングである星野源さんの『恋』を、ダンス動画に使用することを許可したことも、動画をSNSにアップする罪悪感がなくなるから良かったんだろうな。

ドラマの感想はSNSですぐ話すから、仲の良い人たちとはもう「2017年春はこのドラマのエンディング踊れないなんてありえない!」みたいな、共通認識はできているんだろうね。

 

そうですね! SNSでは感想を言って盛り上がる。リアルでは振り付けを覚えて、ダンスを楽しむことができる。今までドラマは「共通の話題」でしたが、最近の若者の中では「共通のコンテンツ」となって、ダンスという表現に変化したんだと思います。

 

ソーシャルでドラマの内容が流行る→ダンスが話題になる→振り付けを教える動画がyoutubeに上がる→振り付け動画を何度も見返して踊れるようになる→自分たちの仲の良いグループで踊った動画を撮って、ネットにアップする。

この流れさえ作れるようになったら、完璧だね。ワカモノ世代は自発的にドラマを発信してくれるインフルエンサーのようなものだし、企業にとってもプラスな面が大いにあると思うな。企業側としては、ユーザーのソーシャル上での熱に、リアルタイムで乗っかっていくノリの良さと決断力がキーポイントね。

 

【ダンス】

出演者が曲に合わせてダンスするエンディングがドラマでは多く見られる。

若者は、その踊りやすい(もしくはあえて踊りにくい)ダンスに友達と学校などで挑戦して、撮影した動画を上げることが多い。youtubeはもちろんだが、ミックスチャンネルやInstagramのような「友達ともつながっているし、他の人も見ることができる」SNSでの投稿をよく見かける。

参考記事)

『逃げ恥』のヒットから考える「広告とはそもそも、心を動かすコンテンツではないか」という話

https://www.advertimes.com/20161227/article241205/

『逃げ恥』プロデューサーが語るドラマ制作の狙い “恋ダンス”人気は「予想以上」

http://www.oricon.co.jp/news/2082404/full/

 

2.スタンプ

あー、怖っ、ねぇ既読無視した時に蘭さん(ドラマ『奪い合い、冬』で水野美紀さん演じる女性の役名)でプレッシャーかけてくるのやめてくれない!?

 

すみませんw

ここのシーンめっちゃ良いんですよ、本当に怖い。このシーン使い勝手良いんで、LINEとかTwitterとかでついつい使っちゃいますよ。

 

まぁ分かるww仲の良いグループだと、見てるドラマが一緒で、共感してるポイントも一緒だから、どんな意味でそのシーンを切り取って送ってきてるのかを共有できてるんだよね。

 

最近、SNSでドラマのスクショが増えたのは字幕表示機能が付いた端末が増えたことも関係していると思います。好きなシーンのスクショを撮るのが簡単になったんですよね。

 

それを理解しているドラマの制作側も多いのか、LINEのクリエイターズスタンプも沢山出てるよね、ドラマの放送中はもちろん、その後もちょくちょく会話で出て来るのがポイントかな。

 

あー、『ヨシヒコ』持ってます!山田孝之さんなんて「スタンプ俳優」なんて自称してますからね人気のあるドラマはすぐスタンプ化されるので、ドラマ放送時期の会話で使われがちです(笑)。

 

 

スタンプの料金なんて、お菓子我慢すれば手に入るくらいだからついつい買っちゃうよね。

会話で何度も使われると「今週も見なきゃ!」っていう宣伝にもなるし、友達が何人かいるグループLINEで使われてるスタンプの元ネタを知らないと「そのドラマ見て、話に付いていかなきゃ!」ってなるもんね。

 

 

【スタンプ】

元から漫画の1コマをSNS上で利用することは多かったが、字幕が付くようになってから、ドラマの印象的なシーンをスクリーンショットで保存し、スタンプのように利用して楽しんだり、感想を共有する手段に利用することが増えてきた。ドラマだけでなくTVのあらゆる使いやすいシーンで切り取られることが多い。

TwitterやLINEの中で、会話文中のアクセントとして使われがち。

3.なりきりアレンジ

そう言えば、こないだ後輩の女の子がInstagramにこんな写真をアップしていたのですが……。

 

※Instagramで「#タラレバ娘」などのハッシュタグで調べると、たくさん出てきます。

 

『渋谷タラレバ娘』!? え、フォント手書きかな? めっちゃレタリング上手いwww

 

目のつけどころに職業病出てます……。こんな風に、自分たちでドラマのタイトルをアレンジして楽しむ、って方法もあるみたいです。その他にも『校閲ガール』のポスターをアレンジしてみたり。今期のドラマ『女囚セブン』では、SNOWとコラボして自分が囚人になれる加工とかも出していたりしますね。

 

なるほど『校閲ガール』では、自分たちの言葉を校閲してるんだね、「彼氏いますいません」とかww面白いw

もちろん、ドラマの内容が流行ることが大前提ではあるんだけど、いじりがいのある、自分たちの会話の中で楽しめるタイトルとか、テーマとかがあったほうが若者にとって身近に感じられるよね。

 

ハードボイルドなストーリー!緊迫のサスペンス!」みたいなのは個人的には大好きなんですけど、真似しやすいポーズとか、真似しやすいフレーズとかがあるとそれだけで一つでネタになって使いやすいですからね。「倍返しだ!」みたいに。

 

なりきり系で言うと、今期の『架空OL日記』は劇中の髪型のアレンジ方法をC CHANNELとコラボして配信してたよね。いいねの数とかも通常の10倍とかで桁違いだった。ドラマを見ている人はもちろんのこと、見てない人もそんなに人気ならドラマ見ちゃうな~って思ったもん。

 

 

夏帆ちゃんが大好きです。

 

 

 聞いてないよ!分かるけど!

 

 

【アレンジ】

番組のロゴやセリフを、写真やプリクラに利用して楽しむ若者が多い。

特に女性主人公のドラマのかわいいファッションや、フォトジェニックな宣材写真をパロディし、主人公気分を楽しんでいる。特に現代の理想の女性像を捉えたキャラクターを生かしたドラマだと大きな反響を得ている。テレビ局の方からなりきりカメラアプリを作成する例もある。

SNOWやInstagramなどSNSをプラットフォームとすると、より話題になりやすい。

 

色んなことやってんなー! もう、同じドラマを見ても「面白い」って感じられる部分が多様化しているんだろうね。じっくり見入るようなドラマも、もちろん楽しめるんだけど、SNSで話題になるようなドラマには、

「見たドラマを皆で一緒に体験できる」ようなダンスだったり、
「SNSで話題にしたくなる」ような特徴的なフレーズ、
「写真で再現したくなる」ようなフォトジェニックさだったり。

話題を作る仕掛けが重要なんだろうね。

 

僕らって今期のテレビドラマはどれを見ようかな~って考えたとき、真っ先にSNSで話題になってるの見ようと思うんですよね。視聴率って、たしかに大切な判断基準だとは思うのですが、SNSでの話題性はもう無視できないところに来ているのではないかな、と思いますよね。

 

そうね、若者向けにドラマを作るなら、ソーシャルボイスをいかに獲得、醸成するかってことが重要になってきているんだよね。

 

 

 
【ワカモノの楽しみ方】

SNSの台頭により、離れていても感想はリアルタイムで言い合えるようになっているので、ドラマの内容以外の部分でドラマ放送後に楽しめる方法があると、若者は二次創作しやすくドラマをより楽しむことができる!

 

 

今後のドラマコンテンツ活用方法ってどうなると思う…?

 

 

僕個人はSNS上でサブストーリーが展開したら良いのになって思ってます。
写真一枚、文章チョロっとで良いので、特に脇役にフォーカスした話を見たいですね。

ドラマにハマると、週に一回一時間会うだけじゃ足りないんですよ!
『逃げ恥』のゆりちゃんを! 『カルテット』の家森さんを! もっと見せて欲しかったぁぁ!!!

あ~なるほど。いつでも見れるSNSで、週一の番組に向けて毎日話題を作っておくって感じね。若者は特にSNSを含むリアルな口コミを重視したドラマ視聴ばっかりになると思うので、ドラマの感想を言い合える場所で使えるツール(スタンプ)などが当たり前になりそうですね。今は違法なものも多いかもしれないけど、企業側が恋ダンスのときのように、もっと積極的に使わせるように取り組んでいったら、新しく社会現象を生み出しそうだよね~。

 

『各ドラマが各SNSに力を入れる理由。それは、「継続的なエンゲージメント」の創出、そして、そこから派生する「話題化」に尽きるでしょう。』

>>運用者目線でこの現象を分析した記事はこちら
「ドラマのSNS活用が熱い!2017春ドラマ公式アカウントに学ぶ、最新エンゲージ施策とは?」