【インタビューをした人の紹介

  • Aさん
    フリーランス・未婚

  • Bさん
    主婦(子育て中)・既婚

  • Cさん
    自営業・未婚

  • Dさん 
    会社員・既婚

  • Eさん 
    会社員・既婚

  • Fさん 
    会社員・既婚

 

「インスタ映え」という言葉が世の中にすっかり定着し、ソーシャルメディアで話題になった製品が飛ぶように売れているというニュースを耳にすることも多い昨今、果たして彼女たちの生活は、SNSによってどの程度左右されているのでしょうか。その情報発信、情報収集の仕方に迫りました。

毎日のスマホの使い方

まずは1日のスマホの使い方について見ていきましょう。

※クリックで拡大します。

高校生たちと同じく、朝夜はSNSがよく利用され、日中も緩やかに利用されています。特徴的なのは、高校生はYoutubeや音楽配信系アプリなど娯楽系のコンテンツが多かったのに対し、実用的なニュースアプリや天気アプリ、通販の利用が多い点です。Twitterに関しては、6名の中で日常的に使用しているのは1名にとどまりました。また、高校生インタビューでは出てこなかったブログの利用も見られます。

Facebookはみんな“見ている”

この世代にインフラのように使用されているのは、やはりFacebookです。しかし、Facebookをビジネスで使用しているCさんを除いて、その使われ方は「投稿」よりも「眺める」に比重があります。

 

 

Aさん「以前より投稿は減ったけど見てはいる。ニュースもFacebookでチェック」

 

Dさん「仕事の人とあっと言う間につながってしまったので、投稿できなくなった」

 

Fさん「プライベートを晒すのが嫌。投稿が以前よりも億劫になった」

Facebookは「じぶん公式アカウント」。とにかく「人の目」を気にする大人のSNS投稿の流儀。

ティーンのソーシャルメディア接触に比べ、よく聞かれたのが「人の目」を気にするという声でした。

 

 

Aさん「今いる場所を知られたくないから、その場所を離れてから投稿します」

 

 

Cさん「ビジネスにもつながっているから、なるべくプライベートは晒さない」

 

とにかく「いいね」が欲しいティーンとは異なり、フォトジェニックなカフェに行ってもプライバシー対策として投稿に時差を設けたり、その場が楽しくてもつながっている誰かに悪い印象を与える可能性がある場合は、投稿しないという配慮が見られます。

また、各SNSプラットフォームを完全に「使い分け」・「演じ分け」ているという声も多く、それぞれのアカウントのフォロワーは「完全に異なる」「アカウントを知られたくない」という声も複数聞かれました。

例えば、Eさんの場合は、Facebookでつながっている人は全員知り合い。内容は家族や人生に関すること。一方、Instagramのフォロワーはほとんど知らない人。投稿内容は印象重視でキラキラ感強め。Facebookは実名でいろんな人とつながっているため「本音は言わない」。リアルソーシャルグラフでつながるFacebookは、いわば当たり障りのない、「じぶん公式アカウント」とも言えるでしょう。

リアルな人脈も充実。本当に必要な情報は友人から聞くのが一番?

ここからは、SNS上の「情報収集」について見ていきましょう。「インスタ映え消費」など、SNSの情報が、消費にかなり影響を与えているのでは?と仮定してインタビューを始めましたが、実際は、意外とソーシャルよりもリアル寄りの情報を参考にしている実態が浮かんできました。

 

 

Bさん「旅行に行くときはまず友だちに情報収集してから本を買う。インテリアも、周りにおしゃれな友だちが多いから、あんまりSNSでは情報収集しないかな」

 

Dさん「何かを購入するのにSNSは参考にしないし、購入にも結びつかない」

 

ある程度自分スタイルを確立し、周りにも感度が高い友人が多い彼女たちは、「友だち」が一番信用できるリソースのようです。そんな彼女たちは、どのような基準やきっかけで、SNSアカウントをフォローしているのでしょう?

フォローのキーは「ハッシュタグ」と「フォローしている人がフォローしているアカウント」

主にInstagramについての話になりますが、フォローするのは大きく2パターンで「ハッシュタグで検索」「フォローしている人がフォローしているアカウントをチェック」するパターンがあり、いいなと思うアカウントについては、

 

 

Aさん「個人と企業の境目はないかも。いいなと思うアカウントは、ファッション、インテリアなどカテゴリー別ではなく、ライフスタイルとしてごちゃまぜで見ているかも」

 

という声が聞かれました。

レシピ動画? それとも……? 本当に参考にされている人気コンテンツは?

また、一般的に「人気」と言われているレシピ動画系のサービスについては

 

 

Bさん「投稿で流れてきたら見ることはあるけど、熱心には見ていない。その場で知恵を得て終了。それ以上、検索したりはしない」

 

Fさん「レシピ動画はほぼ見ない。見るとしたらクックパッド」

 

と、リアルなコメントが。他の方も、投稿で見ることはあっても、実際に動画レシピを参考にして料理をする人はおらず、目には留まるが実行動にはさほど結びついていない実情が浮かんできました。

 

 

Bさん「雑誌は買わなくなったけど、『VERY』だけは必要かも……」

 

一方、インタビューで何度か出てきたのが雑誌の『VERY』。「読んでいないとLINEグループの会話についていけなくなる」という声や、雑誌は読まなくなったが「デジタル版で購読している」という声が聞かれました。

このように30-40代はデジタルネイティブな若い世代と比べ、SNSが普及した現在でも、情報はリアルな友人やトラディショナルな媒体である雑誌からも取得し、影響を受けているようです。

企業アカウントへのTips

最後に、インタビューから見えてきた企業アカウント活用のTipsを3つご紹介します。

 

 

Aさん「LINEスタンプ獲得後、しばらくは様子見。配信頻度が低い場合はそのままフォロー継続」

 

企業アカウントと友だちになることで獲得できる無料LINEスタンプに関しては、獲得後すぐにブロックする派、しばらく様子見派と分かれましたが、様子見派がそのままアカウントフォローを継続するか否かは、LINE配信の頻度がキーとなるようです。

 

 

Bさん「お店ですぐ参加できるキャンペーンだったら参加したい」

 

気になるキャンペーン投稿を見つけても、すでに終わっていることが多く、なかなか参加できない子育て中のBさん。SNSアカウントをその場でフォローする店頭キャンペーンは忙しい女性に有効な手段の1つと言えるでしょう。

 

 

Eさん「フォトコンのキャンペーンハッシュタグがダサくて応募をやめた」

 

TwitterだけでなくInstagramでも一般的になった写真投稿キャンペーン。キャンペーンハッシュタグの選定は、「人の目」を気にするSNSにおいて非常に重要です。消費者からの貴重な投稿を失わないために、ハッシュタグが企業目線になり過ぎていないか、「ドヤ」系ハッシュタグなどイタイ内容になっていないか、細心の注意が必要です。

まとめ

女性6名のリアルなSNS利用まとめ、いかがでしたか?今回は比較的経済的な余裕があり、自分スタイルを確立している方にインタビューしたため、偏りは少なからずありますが、それでも高校生が熱狂的に「ホット」にSNSを使用しているのに対し、冷静に「クール」に使用している姿が見えたのではないでしょうか。今回のインタビューが少しでもターゲットの年代に合わせたソーシャルメディア活用のヒントになればと思います。

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