ヤングライオンズ2016の日本国内選考、サイバー部門のGOLDを勝ち取り、カンヌへ行く二人のチームメンバーにお話を伺いました。

玉井由美子IMJ 第一事業本部(2015年入社)

郡司典人

玉井由美子IMJ 第一事業本部(2016年入社)

武市美穂

 

ヤングライオンズって、そもそもなんですか?

武市 毎年6月に、フランスのカンヌで1週間開かれる世界最大級の規模を誇る広告賞がカンヌライオンズ。もともとカンヌ映画祭の中で劇場広告のコンクールとして始まり、1954年に映画祭から独立して開催するようになったみたいです。ヤングライオンズはその中のプログラムの一つって感じで、文字通り比較的若い人たちを対象としたコンペティションですね。

郡司 カンヌっていうと映画祭のイメージが強いんですが、今は世界で最も有名な広告賞を与えられる場所でもあるわけです。僕たちは国内選考の7つある部門のうち、サイバー部門というところでGOLDをもらって、本番も同じ部門に参加します。

 

どうして参加しようと思ったんですか?

武市 私は去年も国内選考に参加したので今回が2回目になるんですけど、今までずっとデザイナーをやっていて、プランニングに携わってみたいとはずっと思っていたんですよ。でも現在のポジションでは実務としてそれをやることが難しかったし、前からカンヌのようなコンペには興味があったので、迷わず参加した感じですね。

郡司 僕も前から企画からものを考えたりするのが好きだったし、実際にやってみたいと思っていたので、すごくいいチャンスでした。やってみたいという、シンプルな気持ちだけで参加しました。

国内選考って具体的にどんなことをするのですか?

武市 国内選考では、出された課題に対して本番を模したレギュレーションで企画の全貌を説明する1枚のシートを提出し、評価をしてもらうんですが、大まかに言うと課題が発表されてから、クライアント調査、企画、アイデアシート作成、提出みたいな流れですかね。

郡司 だいたいそんな流れですね。時間制限があって、課題が発表されてから32時間以内にシートを提出しなきゃいけないんです。課題発表から提出まで、ほぼ寝ないで一気に作り上げます。

武市 各部門1組のみが日本代表としてヤングライオンズ本戦に進めるので、全部で7組がカンヌへ行けます。

実際にやってみて何が大変でしたか?

郡司 サイバー部門の課題は、『胃がんの原因の99%がピロリ菌であることの認知を向上し、最終的には胃がんの撲滅を図る施策を考える』というもので、予算や方法などの指定もいくつかありました。難しかったのは、課題はどうあれ、それに対していかに限られた時間で企画を練っていくかじゃないでしょうか。

武市 これは国内選考でも本戦でも間違いなく言えることだと思うんですが、一番大事なのは時間配分じゃないでしょうか。今回は、早いサイクルでぶつかり合いと和解を繰り返すことができたのがすごくよかったと思います(笑)。

郡司 そうですね。僕も割と時間に余裕は持てた感じがしています。お互いこだわっていたポイントは違ったけど、ぶつかりつつも徐々に企画の方向性は共有できていった気がしますね!

武市 はい。去年は、これだ、と思うアイデアに出会うまでの時間が長くなってしまって、シートに表現する時間が少なくなっちゃったんですけど、今回は企画をまとめるのが早かったことがひとつのポイントだったと思いますよ。

郡司 本番はさらに3時間短いですからね~。やっぱり時間の使い方は重要だと思います。

                         

最終的にどんな企画が出来上がったのですか?

郡司 僕たちが提出した企画は、『結納』の際に、家族同士がピロリ菌検査キットを贈り合い、日本特有の「結納」という文化が世界の文化になると同時にピロリ菌の撲滅にもつながるというものでしたけど、最初は具体的にどうワークするかとか決まってなかったですよね?

武市 実は、タイトルの“#You_I_Know”って、ビジュアルをつくっている段階で浮かんできたんですよね。企画の最も重要なワードとして「結納」は入れたくて、結納の「納」と“know”を掛けたら面白いなとトイレで思いついて(笑)。画をつくっているうちに、それまで具体的には決まっていなかった部分がだんだん見えてきました。

郡司 ハッシュタグをつけてSNSでピロリ菌の検査を報告することで、他の家族にも横展開していくこととか、タイトルが思いついてからどんどん発想がつながっていきましたね。

武市 そういえばアイデア出しの段階で、郡司君がSNSで流行っていたある結婚式のムービーを見せてくれて私が号泣するというあの事件から、ハートフルな企画のイメージを完全に共有できた気がします。

郡司 たしかに、あの事件は相当決め手になりましたよね(笑)。

二人が考え出した企画“#You_I_Know”は、彼らのイメージ通り、結婚、家族愛など、温かみのあるテーマを含むものに仕上がりました。

GOLDに選ばれたと聞いた時の気持ちは?

武市 私にとっては念願のGOLDだったので、すごく嬉しかったですね! 課題に対しての完璧な回答ではなかったかもしれないけど、バズりやすさよりも与えられた課題の根本的な解決が一番大事だと思っていたし、それを実現するためには十分説得力のある有意義な企画だと私は思っていたので、自信を持って選考に送り出すことができましたよ。正直、提出したときに「これはいける!」と思ってました(笑)。

郡司 自信あったんですね(笑)僕はGOLDとれるとは全然思ってなかったんですけど、なんとなくうまく伝わる企画が作れたんじゃないかな〜っていう手応えはありました。最初から二人で、考えすぎずにシンプルな企画にしようという気持ちは共有できていたので、僕は特に過去の事例を調べたりはしませんでした。過去の事例を100%鵜呑みにせず、審査員というよりは、第三者に伝えることを意識することができたと思います。あと、「文化を変える」っていうやや深いテーマに意識を向けることができたのもよかったのかもしれないです。

もうすぐ本番ですが、今どんな気持ちですか?

武市 日本代表だしね。緊張するな〜。

郡司 んんん、でも、楽しんでやっていいですよね!?(笑)

武市 うん、とにかく楽しもう!(笑)

 

二人とも初のコンペにして、初のカンヌ上陸。緊張するかもしれませんが、ぜひ本番でも自分たちのアイデアを、人々に届くような物にまとめあげてほしいですね。

カンヌコンペティションの本番は、日本時間の6月20日(月)22時頃から開催されます。
郡司さん、武市さん、がんばれ!

 

IMJでは現地カンヌから、Facebookでカンヌ広告祭の現地レポートを発信予定です。ぜひチェックしてみてください!

また、カンヌ本戦でのレポートも後日、BACKYARDでお届けします。お楽しみに!